「農民」記事データベース20240318-1593-06

能登半島地震

輪島
笑顔で“今日はありがとう”

関連/能登半島地震支援募金にご協力ください


新婦人・県労連・農民連
共同で炊き出し支援

 4回目となる石川県輪島市での炊き出し支援が2月29日に行われました。

 福井県農民連からは玉村正夫会長ら5人と石川農民連の宮岸美則会長ら3人が中心となり、石川県労連や新日本婦人の会県本部などからも合わせ、15人が参加しました。

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食事や物資を受け取り笑顔に

豚汁・おにぎりと
野菜・果物など配布

 豚汁200人分の材料を用意。野菜やかんきつ類、梅干しや日本酒なども配布しました。

 時間前から鍋を持参した人たちが集まり、「ありがとう」と笑顔を見せながら豚汁や野菜を受け取っていました。特に野菜をうれしそうに持って帰る人が多くみられました。

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温かい豚汁も好評でした

 輪島市の女性は「自宅は被害を受けているが生活再建支援制度の対象外になった」と話します。「あちこちの炊き出しを回って食事を確保しています。住宅を直すのにもお金がかかります。トイレの補修には100万円では足りないかもしれません。息子の扶養に入ったせいで、コロナの補助金などがもらえず不公平を感じています」と状況を話し、「今日はありがとう」と感謝を述べていました。

 福井県連の玉村会長は持ってきた野菜や日本酒が被災者を笑顔にしたことで、「大変な思いをされた被災者の人によろこばれて、やりがいがありました」と感想を述べました。

 今回の行動に参加した石川県労連の藤田敏副議長は「2月3日に年金者組合の仲間の実態把握に訪問して以来です。多くの人が、行列ができるくらいに来てくれて、こちらが逆に勇気をもらう取り組みになりました」。

 新婦人石川県本部の後藤祐子事務局長も参加し、「初めて被災地に来ました。2カ月たっても多くの建物が倒壊したままの現状を見て、被災者が大変な思いをされていることをしみじみと感じました。多くの人が『ありがとう』と喜んでくれて来たかいがありました」とそれぞれ感想を寄せてくれました。

 2カ月がたち、診療所の職員からは、炊き出しなどの支援が縮小しているという情報も寄せられています。農民連は引き続き被災地の支援に全力を尽くします。災害対策募金へのご協力を引き続きお願いいたします。


能登半島地震支援募金にご協力ください
 ▼ゆうちょ銀行 総合口座
 ▼記号 10030
 ▼口座番号 61671711
 ▼名義人 農民連災害対策本部

(新聞「農民」2024.3.18付)
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2024年3月

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