「農民」記事データベース20240318-1593-05

農のこころ

丸山美沙夫


 捨て棚田拾い集めて春耕子

          樋口 素秋

 俳誌『俳句人』から。中山間地の水田は、大型の農機が入れない棚田が多い。耕作するに労力がかかり、後継者がいない問題とともに耕作放棄が増え深刻になっている。それに挑戦して棚田を維持しようと春耕する若者の姿。棚田米は収穫量も少ないが美味しい。過疎化する地域の農を支え、意気込む素晴らしさである。

(新聞「農民」2024.3.18付)
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2024年3月

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