「農民」記事データベース20240304-1591-11

=沖縄と連帯する島根の会=

設立7周年講演会開く

長谷川会長が自給率向上訴え

関連/ドキュメント映画「腐植土―地球を救う
   忘れられた最後のチャンス」上映会


 沖縄と連帯する島根の会主催で設立7周年記念講演会が2月12日に開催され、農民連全国連の長谷川敏郎会長が招かれ、「食料自給率向上は東アジアの平和の道」と題して1時間20分の講演と参加者からの質問に答えました。松江市の島根県民会館大会議室には会場いっぱいの130人余りが県内から詰めかけ、熱気あふれる講演会となりました。

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会場いっぱいで熱気あふれる講演会

 あいさつに立った世話人会代表の高野孝治弁護士は、日本の食料自給率の異常な低さを事前に知り、記念講演のテーマの重大さを深く受け止めていると強調されました。

 参加者からは、学校給食無償化を求める署名運動の取り組み報告や若い人たちと一緒に安全・安心な地場産の食材、野菜作りに取り組みたいとの声、生活できる農業の実現には農政の転換以外に道はないなどの発言が続きました。

 島根農民連は協賛団体となり、この記念講演会の成功に貢献しました。

 会場では、『アグロエコロジー宣言』(案)、『新農基法提言パンフ』が合わせて107冊購入され、新聞「農民」の申込者が2人、農民連への入会申し込みも1人ありました。

 食料自給率向上署名も56人分集まり、署名を周りに呼びかけたいと用紙を持ち帰られた人も多数ありました。

 参加者からは「今日の講演は、私の農業への向き合い方に大きな示唆を与えるものとなりました。農民連の活動の中でもいろいろ勉強していきたいと思います」「食はいのちであることを、教育現場、家庭、地域で自分のこととして考える機会や、農業実態を知る場面を作る必要を感じます」などの感想が寄せられました。


ドキュメント映画「腐植土―地球を救う
忘れられた最後のチャンス」上映会

 2023年の有機農業映画祭で上映されたこの映画はタイトルにあるように、温暖化が進む一方の地球に向け私たちには何ができるのかがテーマになっています。

 作品ではフランス領のギアナやブラジルのアマゾンのような肥よくな土を長期間に保ち続けてきた経緯や、最新の土壌研究、バイオロジー農業、不耕起栽培など、実践例も紹介されています。

 豊かな未来につながる取り組みについて学び・語りあいませんか。

 2009年、オーストリア。監督はボルフガング・シェルツ。

 開催 3月6日(木)(1)午後1時半〜、(2)午後5時〜(2回上映、時間は71分)
 会場 日本労働者協同組合B会議室(東京都豊島区)
 参加費 無料
 ※終了後30分程度の感想共有を行います。
 連絡先
 jsso@roukyou.gr.jp
 電話 03(6907)8051
 担当 飯沼さん 090(4362)7162
 主催 日本社会連帯機構

(島根農民連会長 田食道弘)

(新聞「農民」2024.3.4付)
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2024年3月

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