2022年7月
■2022年7月25日(第1514号)
- 韓国の無償給食はなぜ実現できたのか?(上)/役員・専従者研修会の開催変更について
- 家族農林漁業プラットフォーム・ジャパン(FFPJ)は7月15日、第16回オンライン講座「韓国の無償給食はなぜ実現できることになったのか?」を開き、韓国の姜乃榮(カン・ネヨン)さん(慶熙大学フマニタスカレッジ講師、ソウル市麻浦区まちづくり運営委員会委員など)が講演しました。姜さんの報告の要旨を2回にわたって紹介します。
- 参議院選挙の結果について
- 一、7月10日に投開票された参議院議員選挙で、自民党は改選議席の過半数を維持し、公明党とあわせ参議院全体の過半数を超えた。自公と日本維新の会、国民民主の改憲4党で改憲発議に必要な3分の2を超える議席になった。立憲、共産、国民は公示前勢力を下回り、維新が議席を倍増させた。
- 参議院選挙・長野 市民と野党の共同候補が勝利
- 長野県では6年前の選挙以来補欠選挙を含め4回の参議院選挙で「市民と野党の統一候補」が勝利しました。「市民と野党の統一」が自公に対決できることを示し、今後につながる大きな成果です。
- 肥料・資材高騰対策を 水田活用交付金見直しは中止せよ
- 秋田県農民連は6月30日、東北農政局秋田支局に「食料危機のもとで食料自給率の向上、農家経営支援強化を求める緊急要請」を行いました。
- 農のこころ
- Iターンの農の金髪薯の花
- 農家のための税金コーナー(19)
- 昨年行ったオンラインの税対部員養成講座で出された質問と、その解答の紹介の2回目です。似たような事例の参考にしてください。
- あかつき印刷の校正室に農民連の展示スペース開設中
- 新聞「農民」を印刷している、あかつき印刷(東京都渋谷区)。「農民」編集部は基本的に毎週月曜日、あかつき印刷の校正室に出張して新聞の最終校正をしています。
- 本の紹介/(一財)大阪農業振興協会『大阪を食べるT 野菜・果物編』
- 本書には、13品目の野菜と果物しか載っていません。しかし、大阪にはこれだけの農産物しかないなんてけっして思わないでください。大阪では実にたくさんの農産物が生産されています。
- 福岡・みのう農民組合 新婦人と田植え交流会
- 福岡県の、みのう農民組合は7月3日、うきは市で新日本婦人の会久留米支部と共催の田植え交流会を開催しました。当日は台風4号が近づいていたため雨の前の曇り空、まさに田植えには絶好の日和となり、親子およそ30人で田植えをしました。
- 女性による女性のための相談会
- 「女性による女性のための相談会」が7月1、2の両日、東京・文京区で開催され、コロナ禍で生活が困窮するなどさまざまな困難を抱える女性たちの相談を受け付けたほか、食料や生理用品など女性向けの生活必需品を配布しました。
- 旬の味
- 子どもが小学校に入り、私もPTAの活動など役員の仕事を引き受けることになった。保護者からの意見を学校とつなぐ役目を仰せつかったわけだが、携わるようになってから見えてくることの多さに目が回る思いだ
■2022年7月18日(第1513号)
- 鹿児島 出水市で農民組合を再結成!
- 鹿児島県出水(いずみ)市は、県の北西部、熊本県との県境にある人口約5万人の街です。冬になると、シベリアから越冬のためツルが渡来することで知られています。水稲を中心に果樹、園芸、葉たばこ、畜産、植木等の生産が盛んですが、中でも2019年には鶏卵の生産額が日本一になったこともあります。
- 天候不順が農業生産を直撃
- 観測記録を塗り替える猛暑や水不足が、日本列島を襲っています。
- ネオニコ系農薬の尿調査で202人中190検体から検出
- ネオニコチノイド系農薬やグリホサートの体内残留検査などを行う「デトックス・プロジェクト・ジャパン」(DPJ)の設立3周年を記念したイベント「農薬フリーな明日へ―200人の尿検査からわかったこと―」が国会内でオンライン併用で開かれました。
- 飢餓加速させるWTOにノー!
- 4年半ぶりのWTO(世界貿易機関)閣僚会議を受け、国際農民組織ビア・カンペシーナ(LVC)は6月11日、スイス・ジュネーブで反対デモを実施。これにあわせ、LVCアジアは青年の会議をオンラインで開催し、農民連青年部から、平間徹也部長と小田川遥平さん(農民連食品分析センター)が参加しました。
- 農のこころ
- 茄子採ればきゅっと鳴きけり雨後の朝
- 「農民連に入ってよかった」
- コロナ禍の影響を受けた事業者を支援し、今年2月から申請が始まった「事業復活支援金」の最後の申請者から、「入金の知らせが届いた」と連絡があり、ホッとしています。新型コロナウイルスの影響を受け、収入が30%以上減少した事業者が対象でしたが、米農家には、大変高いハードルでした。
- 本の紹介/家族農業が世界を変える 全3巻
- 愛知学院大学経済学部の関根佳恵教授による監修・著『家族農業が世界を変える』(全3巻、株式会社かもがわ出版、2021〜2022年刊行)が第24回学校図書館出版賞を受賞しました。
- 発見 農の現場から
- 香川県農民連は、高松農民組合、三木町農民組合、観音寺農民組合と3つの農民組合を組織しています。私が加盟しているのは、県内の西讃、愛媛県境に近いところに位置する観音寺農民組合です。
- 第6回 学生生活支援フードパントリー
- 第6回学生生活支援フードパントリーが6月4日、山形県酒田市の宮野浦学区コミュニティ防災センターで開催され、過去最多となる56人が来場しました。
- 実が大きくて甘〜い
- 福島県の安達地方農民連女性部主催のさくらんぼ狩りが6月24日に24人が参加して行われました。例年通り、会員の武藤喜幸さん(マルハラ果樹園)の農園(二本松市)で楽しみました。
- 旬の味
- 今回の参議院選挙はまさかの暴漢による安倍元首相殺害という最悪の結果となってしまいました。これにより、選挙の結果、民主主義の形というものがゆがめられてしまうのかと思うと何か落胆の気持ちしか出てきません
■2022年7月11日(第1512号)
- 参議院選挙 武器より食料を、国民生活を/役員・専従者研修会開催のお知らせ
- 参議院選挙では、ウクライナ危機に便乗して防衛予算を倍増し、危険な戦争への道を進むのか、憲法9条にもとづく平和の外交を進めるのかが問われています。
- 酪農家を見捨てない農政
- エサの高騰が非常に厳しい状況です。飼料が毎月キロ当たり5円値上がりするような状況です。わが家では毎月何十トンとエサは必要ですので、毎月5〜10万円程度、経費が増える状況です。経費は2倍くらいに増えてしまっていると思います。
- 遺伝子操作生物の監視など方針を確認
- 「北海道食といのちの会」は6月11日、札幌市中央区の道民活動センター「かでる2・7」で第2回総会と、ゲノム編集食品の問題点とゲノム編集トマト全道アンケート調査に関する学習会を開きました。
- 参議院選挙 改憲・戦争には絶対反対
- またエサ代が上がり、養豚を続けていけるのかということを、遠い将来ではなく目の前の不安として実感しています。エサ代だけでなく、電気代などほかの経費も値上がりしていて、いつまでこんな上昇が続くのでしょうか。
- すべての農家経営に支援を
- 山形地方農民連は、「『消費税インボイス制度の実施中止を求める意見書』を政府に送付することを求める」請願と「『水田活用の直接支払い交付金』の見直しを中止し、すべての農家経営への支援強化を求める」請願の2つを山形市議会6月定例会に提出していました。
- 鶴岡市議会で全会一致採択
- 山形県の庄内農民連も参加する「消費税廃止田川地区各界連絡会(田川地区各界連)」が鶴岡市議会に提出した「『消費税インボイス制度の実施延期を求める意見書』を政府に送付することを求める請願」の本会議審査が6月23日に行われ、全会一致で採択され、24日の本会議で政府に提出する意見書が可決されました。
- 農のこころ
- 農一字噛みしめしまま草を引く
- 農家のための税金コーナー(18)
- 2023年春の大運動に向けた税金対策部員養成講座テキストもできあがり、各地で養成講座の具体化も始めていることと思います。
- ひょう被害深刻に救済へ運動広がる
- 共済・収入保険の補助拡充を/ハウス被覆材など資材の高騰・不足に強い不安/ひょう・豪雨 タマネギ、ビートに被害
- 旬の味
- 私はわずかながら畑を6畝ほどやっている。益田市に越してから、ほぼ耕作放棄地だった田んぼの中でも、家の正面で水はけもまだマシな所を畑にした
■2022年7月4日(第1511号)
- 岸田内閣の緊急物価対策
- 岸田首相は「いまの物価高騰はエネルギー、食料品の価格高騰が中心だ。そこに政策を集中する。国民が購入する農産物のコストを1割削減するために、肥料、飼料などの支援を検討する」と述べました(日本記者クラブ主催の党首討論会)。
- 日本国憲法のもつ意義と私たちの活動
- ロシアのウクライナ侵略は、明らかに国連憲章違反だし、民間人の虐殺を含めて戦争犯罪です。
- 参議院選挙
- 自民党農政ではダメ!/銃弾1発よりおにぎりを
- 農のこころ
- 太陽を遮る砲煙麦の秋
- 福島第一原発事故訴訟で最高裁 国の賠償責任認めず
- 「原発事故の責任を認め、被災者に謝罪をしてほしい」――。福島県民の切実な願いを踏みにじる判決を最高裁は出しました。
- 農業危機に緊急支援を
- 島根県農民連は6月20日、田食道弘会長、石橋博・清原昭両副会長ら9人が島根県庁を訪れ、島根県知事あてに「緊急支援を求める要請書」を提出しました。
- ウクライナ避難者に支援金・米30キロ手渡す
- 福島県農民連の会員と、あだたら食農スクールファームから寄せられたウクライナ難民人道支援金を、二本松市に避難するルヴァン・オリガさんへお渡ししました。
- 「あらぐさ」の集い 2年ぶりに開催
- 6月9日に千葉県農民連女性部「あらぐさ」の集いを2年ぶりに開きました。32人が参加し、無事に開催することができました。
- 旬の味
- 麦秋となり、不順な天候の合間を縫って麦の収穫開始。大麦2種、小麦2種。まず大麦の収穫です。もち麦を食べてみたくて作りました。どちらも紫色の実です。背の低い方はバインダーで、背の高い方は倒伏で手刈りします
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