福島県農民連
あだたら食農スクールファーム
ウクライナ避難者に
支援金・米30キロ手渡す
二本松市に避難中のオリガさん
ご飯大好き、日本食にも挑戦中
両親は現在もウクライナに
福島県農民連の会員と、あだたら食農スクールファームから寄せられたウクライナ難民人道支援金を、二本松市に避難するルヴァン・オリガさんへお渡ししました。
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オリガさん(右から2人目)に支援金を手渡す福島県農民連の根本敬会長(右から3人目)と木村准教授(右端)、あだたら食農スクールファームの皆さん |
オリガさんは4月5日にポーランドから到着した政府専用機に乗っていた20人の避難者の中の一人です。オリガさんの身元引受人である木村真三氏(獨協医科大学准教授)に、2017年9月のチェルノブイリ原発視察で案内していただいたことが縁で、今回の支援につながりました。
スーツケース一つで避難して
オリガさんはウクライナ北部のチェルニーヒウ州の生まれで、首都キーウ(キエフ)の大学に進学し、卒業後はそのままキーウで仕事に就いていました。IT機器販売の仕事をしていましたが、オフィスビルはロシア軍の攻撃によって崩壊し、スーツケース一つで避難してきました。
両親は何度誘っても「何があってもここから離れない」ととり合わず、現在もウクライナで暮らしています。両親とは毎日電話で話し、友人や親類とも連絡を取って安否を確認しているそうです。
今回集まった支援金は53万1337円。併せて、お米30キロと玉子2パック(本多芳司副会長提供)を贈りました。オリガさんはご飯が好きで、毎日食べているそうです。納豆や玉子焼き、みそ汁などの日本食にもチャレンジし、とくにのりたまふりかけが大好きだそうです。
オリガさんにとっていま最大の課題は言葉で、普段は小型翻訳機をそばに置いて使っています。その翻訳機を使ってお礼の言葉がありました。
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オリガさんからのお礼の言葉 |
日本は今、ロシアのウクライナ侵攻を受けて、過去最大の軍事費への拡大、「敵基地攻撃能力の保有」の検討など、戦争する国づくりに向かっていますが、戦争は絶対反対です。7月に迎える参議院議員選挙では、戦争反対、憲法9条改悪「NO」をきっぱりと示しましょう。
(福島県農民連FAXニュースから)
(新聞「農民」2022.7.4付)
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