消費税インボイス制度実施延期を求める請願鶴岡市議会で全会一致採択多くの農家の取引排除に懸念
山形・庄内農民連山形県の庄内農民連も参加する「消費税廃止田川地区各界連絡会(田川地区各界連)」が鶴岡市議会に提出した「『消費税インボイス制度の実施延期を求める意見書』を政府に送付することを求める請願」の本会議審査が6月23日に行われ、全会一致で採択され、24日の本会議で政府に提出する意見書が可決されました。田川地区各界連が提出した請願が採択されたのは、1996年9月議会で「消費税5%への増税中止と食料品非課税」を求める請願が自民系を除く全会派の賛成多数で採択されたとき以来で、市町村合併後の現在の鶴岡市で採択されたのは初めてです。 庄内農民連から梶昇司事務局長が傍聴に参加。「会期前の各会派への要請行動では、多くの農家が直売所や有利販売から排除されることなどを訴え、今までになく話をよく聞いてもらえたので手応えはあった。自公系会派も地元の切実な声に賛成せざるをえなかったのだろう。全会一致は史上初めてで感慨深い。インボイスを本当に中止・延期させるため、さらに運動を広げたい」と感想を述べていました。 鶴岡市議会委員会での質疑では、保守系の新政クラブ(自民系)の委員が「市民が払った消費税を(業者が国に)納めないことには市民にも意見はあるが、(中小業者の)現場が厳しい状況に置かれていることも理解している。物価高騰の影響は大きい」などと発言するなど、採択への期待が高まっていました。 (山形・庄内農民連ニュースから)
(新聞「農民」2022.7.11付)
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[2022年7月]
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