本の紹介
家族農業が世界を変える
全3巻
監修・著 関根佳恵
(愛知学院大学教授・家族農林漁業
プラットフォーム・ジャパン常務理事)
小学校5年生以上を対象に
資料とイラスト・写真を用いて
分かりやすく解説
愛知学院大学経済学部の関根佳恵教授による監修・著『家族農業が世界を変える』(全3巻、株式会社かもがわ出版、2021〜2022年刊行)が第24回学校図書館出版賞を受賞しました。
第24回学校図書館出版賞を受賞
学校図書館出版賞は、学校図書館向け図書の優良な出版企画を顕彰し、学校図書館向きの優良な図書の出版を充実させることを目的としているものです。
同シリーズは、小学5年生以上を対象として、SDGs(持続可能な開発目標)と農業、食料、環境・エネルギー問題について豊富なイラスト、写真、データを用いて学ぶ全3巻の構成になっています。
著者の関根教授は次のコメントを寄せています。
本書は、貧困・飢餓(1巻)、環境・エネルギー問題(2巻)、社会の多様性(3巻)について学び、私たちの毎日の食卓から持続可能な社会への移行について一緒に考えるための3巻シリーズです。小学校5年生以上を対象として、豊富な資料とイラスト、写真を用いて、これらのテーマを分かりやすく解説していますので、総合的な学習の時間の調べ学習などに活用していただければたいへんうれしいです。
受賞のお知らせを頂いたのは、ロシアのウクライナ侵攻によって世界の食料価格が高騰し、国連が食料危機の再来に警鐘を鳴らしている時期でした。気候危機やコロナ危機に続き、ウクライナ危機が起きたことで、あらためて食と農のあり方について考えていらっしゃる方が多いと思います。私たちが生きるために欠かせない「食べること」を入り口として、社会のさまざまな課題を解決するために何が必要かを考える際、本シリーズがお役に立てば幸いです。
◇
・第1巻 貧困・飢餓をなくす
・第2巻 環境・エネルギー問題を解決する
・第3巻 多様性ある社会をつくる
A4変型判上製各巻32ページ
セット価格 本体8400円+税
各巻価格 本体2800円+税
小学校5年生以上の漢字にルビ
オールカラー
注文は、各書店(インターネット含む)またはかもがわ出版流通センター 電話 075(672)0034、Fax 075(672)0035。
(新聞「農民」2022.7.18付)
|