2008年8月


2008年8月25日(第841号)

スペースマーク いま、強制減反をやっている場合か(1/2)(2/2)岩手宮城内陸地震でも要請
世界的な食料・気候危機の下、福田改造内閣の発足直後の8月8日、農民連は、農水省前で「食と農、地球を守る中央行動」を行い、協賛した全国食健連(国民の食糧と健康を守る運動全国連絡会)も含め、北海道から九州まで農家、消費者ら約百人が参加しました。炎天下、食糧主権を確立し、食料増産で自給率を上げる農政への大転換を求めました。
今回の行動は(1)食料自給率向上のための農政の転換(2)燃料や肥料、農業資材の高騰対策(3)乳価の引き上げと飼料高騰対策(4)岩手・宮城の地震対策―を求めたものです。
スペースマーク アメリカの安い輸入農産物でハイチ農業破壊、食糧高騰も深刻
農林業と食糧・健康を守る埼玉連絡会(埼玉食健連)は、8月3日、ハイチ共和国のジャン・クロード・ボード駐日大使を招いて、「世界の食料事情と“食糧主権”を考える集い」を、さいたま市で開催しました。
スペースマーク 3日間集中の対県交渉
茨城労連、新婦人茨城県本部、茨商連、茨城農民連など県内26団体と12の地域組織で構成する「県民要求実現茨城共同運動連絡会(茨城共同運動)」は、県に対し43事項180項目におよぶ要求書を提出、それに対する回答文書をもとに7月15、16、18の三日間、県庁職員と懇談を行いました。共同運動からのべ232人、県庁側からのべ155人が参加しました。
スペースマーク 農のこころ
馬鈴薯堀るはるか戦後を引きづりて
スペースマーク 元気いっぱい伊都(いと)農民組合(和歌山)大地に平和の種まこう
この一年で六人の仲間を増やした和歌山・伊都農民組合の元気の源は、地元スーパーでのインショップ販売です。紀ノ川農協の呼びかけに応えて「とれたての会」を作って7年目。現在の会員は15人で4店舗に出荷。昨年の売り上げは4870万円でしたが、今年は5500万円をめざしています。
スペースマーク 国際フォーラム発言から
私は150万人の構成員を持つバングラデシュ農民組合の代表です。バングラデシュ南部で家族とともに、さまざまな種類の米や野菜を生産しています。バングラデシュは小国ですが、1億5000万人もの人が住んでおり、気候変動と食糧主権という課題とも大きな関係があります。
スペースマーク 生産者と米屋さんが力を合わせて
農民連ふるさとネットワークは8月3日、大阪市都島区の私学教育文化会館で、今年で六回目となる「米屋さんと生産者をつなぐ交流会」を開催。猛暑の中、米屋さんと生産者、卸業者など130人余が参加し、熱心に交流しました。とくに初めて参加した米屋さんは、15人にのぼりました。
スペースマーク 旬の味
猛暑の中、日本母親大会に参加されたみなさん、ごくろうさまでした。「お母さん」は大変だ、と母親になったからこそよくわかる。子どもの未来が明るいものであることを心から願う

2008年8月11日(第840号)

スペースマーク 大増産と食料主権確立で自給率の向上を
「大増産と食糧主権の確立で、自給率向上を」―農民連ふるさとネットワークは7月29、30の両日、東京・台東区民会館で第5回総会を開き、加盟する55の組織をはじめ、35の道府県から113人が参加しました。
スペースマーク WTO流自由貿易原理主義の時代は終わった、今こそ食糧主権実現の時だ
一、7月21日から行われていたWTOの密室交渉は29日に決裂した。この結果、今後数年間交渉が宙に浮くことや、「ラウンドそのものが崩壊する」ことが取りざたされている。「悪い合意はない方がよい」のであって、私たちはこの決裂を歓迎する。
スペースマーク 大パニック阻止学習会農業や環境の破壊者は大企業だ
生産者・消費者らが呼びかけ人になって、畜産危機打開の道をさぐる「畜産大パニック阻止学習会」が7月26日、都内で開かれ、首都圏から生産者、消費者が集いました。
スペースマーク 農のこころ
獣ども先手打たれるメロンの香
スペースマーク 石窯ピッツァの店 Hanana(はなな)のどかな田園内に開店
昨年12月まで茨城県農民連の県連事務所で働いていた吉川路子さんが7月26日、念願かなって「石窯ピッツァの店Hanana(はなな)」を開店しました。
スペースマーク 国際フォーラム発言から
私は、スペインの北のバスクから来ました。そしてビア・カンペシーナに加盟する小農民連合のメンバーです。
スペースマーク 食の安全・安心と環境考える
第54回日本母親大会が、7月26、27の両日、愛知県名古屋市で開催され、のべ15000人の女性が集いました。
スペースマーク 皆さんの応援で元気とり戻したい
母親大会恒例の「農村のお母さんの交流会」が今年も開催され、兵庫の橋本早苗さんから岩手県の千葉幸子さんに、手作りのカンパ箱に入った地震災害支援カンパが手渡されました。
スペースマーク 旬の味
G8サミット対抗行動では、高尾の天狗も睨(にら)みをきかしたが、G8首脳は環境と農業の深刻な事態を放置して、WTO交渉推進を打ち出した。しかし、WTO交渉は決裂し“長期凍結”となった。天狗も見ていたのだろう

2008年8月4日(第839号)

スペースマーク 食糧危機・石油危機打開策「ないない尽くし」サミット
「金持ちクラブの無力さ」「G8は覇気も生気もない老人がいばっているようなもの」――フランスやシンガポールの新聞がG8サミットを酷評しています。
 今回のサミットに求められていたのは、地球温暖化と食糧危機、原油高騰など、先進国が作り出した危機をどう打開するかでした。しかし、史上最高といわれる600億円もの予算を使ったサミットは、これらの課題に対する処方せんを描く意欲も能力もないことを示す無残な結果に終わりました。
 サミット直後に公表された公的報告と対比して、“ダメ・サミット”を検証します。
スペースマーク 農業被害の深刻さ、じわじわ群馬・西毛農民連がシンポ
地震発生から1カ月。崩壊した道路の復旧や土砂でせき止められた“自然ダム”の排水などが進むなか、農業関係の被害状況が徐々に明らかになってきました。
スペースマーク 「女性行動デー」にメッセージ届く
G8サミット対抗行動に参加するため来日しながら、日本政府から強制帰国させられた韓国代表団の一人で、ビア・カンペシーナ国際調整委員のユン・グンスンさんから、7月6日の「女性行動デー」にメッセージが寄せられました。その一部を紹介します。
スペースマーク 農のこころ
晩年やほろりと辛い夏大根
スペースマーク メディアセンター取材記貴重な役割果たしたNGOの声
G8洞爺湖サミット(7月7日〜9日)では、新聞「農民」が外務省から初めて報道機関として認められ、Newspaper NOUMINと表示された取材記者証を取得しました。サミット開催中の3日間、札幌市から車で片道約2時間かかる留寿都(るすつ)の国際メディアセンターで取材ができました。
スペースマーク 国際フォーラム発言から
私たち貧民連合は1995年に設立され、農民のほか、ダム・森林問題に取り組んでいる人々、都市部の貧しい人々、労働者などから成り立っています。
スペースマーク 心は一つ 食料主権(1/3)(2/3)(3/3)
7月7日には飢餓・食糧危機セミナーが開かれました。
スペースマーク 読者からのお便り
野菜の花をみて毎日が楽しくて/水田守りながら小麦・大豆増産を/みかけよくても期待はずれの味/新聞 「農民」 を隅から隅までも/生産量をあげて食糧不足なくす
スペースマーク クズ米の中身ってこんなの!?
「第42回かすかべ母親大会」が7月13日、埼玉県春日部市で開かれました。「食の安全」分科会では、埼玉県農民連の松本慎一事務局長が助言者になり、安い米=クズ米の実態を明らかにし、参加者から驚きの声があがりました。
スペースマーク 本の紹介/笠松和市・佐藤由美共著「持続可能なまちは小さく、美しい」
四国山脈のふもと、徳島県上勝(かみかつ)町は、人口2000人弱の四国で一番人口の少ない町。この本は、この小さな小さな農山村が、「持続可能な地域社会」という大きな目標をかかげて取り組んできた「挑戦」の記録です。…というと難しい専門書のようですが、さにあらず。農家のお年寄りやお嫁さんなど、村じゅうの人びとみんなが加わって生まれた、ユニークなまちづくりの物語です。筆者は、町長の笠松和市さんと環境ジャーナリストの佐藤由美さん。
スペースマーク フランス料理
奈良県農民連は7月10日、フランス料理店「ビストロイマイ」の今井博文シェフを迎えて「産直野菜でできるフランス料理教室」を開きました。新婦人11人、農民連7人が参加、にぎやかな雰囲気の中、楽しいイベントになりました。
スペースマーク 初めて豆腐つくりました100人が5年ぶり種まき
埼玉 県農民連の東部センター女性部が、6月18日、大利根町多目的センターで、豆腐作りを行いました。
スペースマーク 毎日生ゴミ3トンを堆肥に
京都農民連丹後地域センターの野菜部会は7月9日、兵庫県三木市のエコファーム「みずほ協同農園」と市島町のNPO法人「いちじま丹波太郎」を視察・研修しました。
スペースマーク 私が一人で農業続けられたのは…
G8サミット対抗行動が行われた北海道には全国から500人余りの仲間が集まりましたが、もっとも遠方から参加したのが鹿児島県連の3人です。そのうちの一人、知覧町に住む宮原千草さんは、飢餓・食糧危機セミナー(3月7日)で発言、「こういう話が聞きたかった」(イギリスの青年)、「たいへん感激した」(日本の大学生)など、集会後、参加者が宮原さんを囲みました。
スペースマーク 岳の幟
「岳の幟(たけののぼり)」は、長野県上田市別所温泉に伝わる雨ごいを祈る祭りです。
スペースマーク 旬の味
サミット対抗行動の「女性行動デー」。昼食には農民連会員が丹精込めて作った日本の“うまいもん”が集合しました
ライン

農民運動全国連合会(略称:農民連)
〒173-0025
東京都板橋区熊野町47-11
社医研センター2階
TEL (03)5966-2224

本サイト掲載の記事、写真等の無断転載を禁じます。
Copyright(c)1998-2008, 農民運動全国連合会