産直野菜で楽しくできた
フランス料理
奈良県農民連
シェフを招いて料理教室
奈良県農民連は七月十日、フランス料理店「ビストロイマイ」の今井博文シェフを迎えて「産直野菜でできるフランス料理教室」を開きました。新婦人十一人、農民連七人が参加、にぎやかな雰囲気の中、楽しいイベントになりました。
この料理教室を企画した目的は、“みなさんでワイワイと料理を楽しもう!”はもちろんのこと、地場の野菜でも簡単にフランス料理が作れることを体験してもらうためです。さらに生産者も加わることで、生産から消費までのストーリーが料理を通して凝縮されます。
今井シェフは「料理や野菜作りの幅が広がることで地域の活性化につながればうれしい」と話しました。メニューは全部で七品。超簡単に作れるフランスパン、有機JASの紅茶とハーブで作ったシャーベット、地場野菜をたくさん使ったラタトゥイユ(野菜煮込み)に、京都産直センターから取り寄せたアジにブナシメジやシイタケを添えたポワレなど。
はじめに、今井シェフが全品の見本を作り、みなさんで試食。“衝撃的なおいしさにびっくり!”―果たしておいしい料理を自分たちで作れるのか(!?)という不安がよぎりましたが、今井シェフの指導で必死になってみんなで七品を作りました。見本の品に負けず劣らずの味でおいしくいただくことができました。最後に、月ヶ瀬健康茶園・岩田文明さんが作ったスペシャルティー(非売品)で締めくくり。
新婦人の参加者からは「フランス料理はもっと堅苦しいイメージでしたが、とてもお手軽で身近なものになりました」「生産者に食べたい野菜をリクエストしました」。また生産者からは「素材が良いとシェフが言ってくれたので、とてもうれしい」などの感想が出され、今井シェフも「消費者と生産者がそろう料理教室は初めて経験しました。これからもお手伝いしたい」と話していました。料理も交流もともに有意義なイベントだったので、また開催したいと思っています。
(奈良県農民連 小西徹男)
(新聞「農民」2008.8.4付)
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