クズ米の中身ってこんなの!?
埼玉県春日部市の母親大会
県連の松本事務局長が検査実施
「第四十二回かすかべ母親大会」が七月十三日、埼玉県春日部市で開かれました。「食の安全」分科会では、埼玉県農民連の松本慎一事務局長が助言者になり、安い米=クズ米の実態を明らかにし、参加者から驚きの声があがりました。
米検査員の資格を持つ松本事務局長は、一・七ミリの網目の検査用“ふるい”を取り出し、五キロ千二百五十円という安い米をふるいにかけました。「五〜六分も振るうとほとんど網から落ちてしまう。これがクズ米です」と指摘した松本さんは、「クズ米はみそやせんべいなど加工用に回されるのに、主食用に混ぜて安く販売されている。クズ米は一キロあたり五十円という相場」と安い米の中身を説明しました。
埼玉
県農民連の会員さんが作ったお米もふるいにかけましたが、こちらはほんのわずかの量
しか落ちませんでした。両方を比較してみると、安い米の方は粒が小さく、農民連の会員さんのお米は大きいことが一目りょう然でわかりました。参加者は松本さんが振るっているところに集まり、振り落とされたクズ米を熱心に見ていました。
松本さんは「農民連はきちんとしたお米を出しているので安心してください」と話しました。
(埼玉・春日部楽農倶楽部 西村正昭)
(新聞「農民」2008.8.4付)
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