2000年8月
■2000年8月28日(第461号)
- 食の安全守る砦 農民連食品分析センター/家畜飼料からGM検出/CD発売一周年記念してカンパ
- 「アメリカ産『有機無農薬』大豆から発ガン性残留農薬がゾロゾロ」、「コーンスナック菓子から遺伝子組み替えトウモロコシを検出」――発足から丸4年、農民連食品分析センターは、数々の分析検査を発表し、日本農業と食の安全を守る運動に貢献してきました。
- 引き続き食品分析センターへのカンパと一層の活用を訴えます
- WTO衛生植物検疫協定によって農薬や添加物などの基準が緩められ、商社は大量の開発輸入を進め、安全確認のない遺伝子組み換え食品が600万トンも輸入されるなどの危険な輸入食品が激増しています。
- 座談会 大手乳業労働者を囲んで
- 被害者数約1万5千。かつてない規模に広がった雪印大阪工場の食中毒事件は、一企業の問題にとどまらず、乳業界全体に、国民に安全で良質な牛乳を供給する企業の責任という問題をつきつけています。
- 鳥獣被害は死活問題
- 「中山間地でサルやイノシシ、シカなどによる農作物被害があとをたたない。一方では人間の無秩序な開発で動物の絶滅も心配されている。だが増え続ける鳥獣被害に生産者は泣き寝入りするしかないのか。この死活問題を何とかしようではないか」
- 私の日本改革論「二十一世紀は農林水産業の時代」―下―/―上―
- この「異常な物質収支」を生み出したものは、自己増殖のために他のすべてを犠牲にして省みない我が国のむき出しの資本主義である。これを改めなくてはならない。
- 農業者年金を守れ
- 農業者年金「改革」案の中止を求める請願署名運動に取り組んできた秋田県連はこのほど、1008人分の署名を集約し、農水大臣あてに送付しました。
- 核廃絶 若い世代が受け継いで
- 核兵器のない21世紀をめざし、行動を呼びかける原水爆禁止世界大会が、8月4日から6日にかけて広島県広島市で開かれました。7千人の参加者が会場を埋め尽くし、核廃絶運動に取り組む海外の代表が17カ国から参加。
- お豆腐屋さんも協力
- 私は台東区の特別養護老人ホームにいる96歳の女性のお話しボランティアを今年1月から1週間に1回おこなっています。車イスを押してホーム近くの公園や街をおしゃべりしながらすすめていきます。するとお豆腐屋さんがビルの1階で営業していました。
- 農家の共同作業
- ひと昔前までは、激しい労働(田起こし、田植え)や集中的に労力を必要とするブドウ「デラウェア」のジベレリン処理の共同作業(「結い」)が行われていた。
■2000年8月14日(第460号)
- 戦争への怒り原点に
- 「政治も農も暮らしも、そして詩も一つのもの」と土を掘り起こすように農民や自らの生きざまを次々と作品に発表してきた 農民詩人の前田新さん(62)。昨年脳梗塞に襲われ、左半身不随という困難を背負いながらも、農民のたたかいを描く意欲に燃え、リハビリをかねて農作業に励むかたわら、ワープロを打ち続けています。今年6月には5冊目の詩集『秋霖のあと』を発行しています。
- 食と農守る発言に共感
- 「生命を生みだす母親は生命を育て、生命を守ることをのぞみます」――第46回日本母親大会が、7月29、30日、のべ2万6千人が参加して、東京で開かれました。一日目の全体会は、ユニセフ親善大使として世界20カ国を回った黒柳徹子さんが記念講演。二日目は、子育て、教育、暮らし、雇用、平和、民主主義、食料・農業など70以上のテーマで分科会が開かれました。
- カメムシ対策会議を開催
- 農民連は7月27日、衆院議員会館で初のカメムシ対策研究会を開き、24人が参加しました。
- 多彩な活動を報告
- 「ゆきづまった自民党政治から脱却し、21世紀を展望して革新懇の運動と組織を大きくしよう」――全国革新懇(平和・民主主義・革新統一をすすめる全国懇話会)の第20回世話人総会が7月29日、東京で開かれました。
- 地元新潟農民連が仲間作りに奮闘
- 8月23日から25日まで、新潟県西蒲原郡吉田町(宿泊は弥彦村)で開催される全国研究・交流集会が近づいて来ました。
- 和歌山県知事選に支援を
- 「ゆたかで住みよい和歌山県をつくる会」(「県つくる会」)は中津書記長に再度の出馬を要請、政策協定を結び、7月26日の記者会見で発表しました。
- “万葉の里”に農への熱意溢れ
- なだらかな丘一面に棚田が広がる万葉の里、奈良県明日香村で、7月28日から30日まで、農民連青年部「夏の学習交流会」が開かれました。
- 私の日本改革論「二十一世紀は農林水産業の時代」―上―/―下―
- いま、わが国はあらゆる分野で破綻をきたしている。財政赤字、農林水産業・中小企業・商店街の衰退、不景気・失業・労働条件の悪化、老人・少年・子供の悲惨、出生率の低下、環境問題、文化的退廃など、一つの時代の終わりを告げている。これまでのような工業中心の社会から農林水産業中心の社会に、最終的には「地域自立型社会」に移らなければならない。この将来展望は農民連のそれと一致するのではないか。そのことを物質収支(物資の出入り・使われ方)という一風変わった切り口から明らかにしよう。
- 兵舎跡地が農地に
- 5月27日から6月3日まで、中国東北部(黒龍江省黒河市周辺)の戦跡視察と戦死者への慰霊の旅をしてきました。
- 栄村(長野)に魅せられて
- 長野県栄村に通い始めて5年になる。初めて訪れたとき、緑麗しい、豊かな自然に魅了された。すぐにこの村の素朴な美しさのとりこになった。
- 「日本農業が大変!」
- 岡山県灘崎町の各種団体に加盟する女性たちが農業を中心に環境問題で、農民連と協力して学習会を重ねています。
■2000年8月7日(第459号)
- 映画『郡上一揆』近く完成
- 江戸時代、美濃国の郡上藩でおきた農民一揆を描く映画「郡上一揆」が、3月から5月で撮影も終わり、編集の段階に入っています。編集作業のお忙しい合間を縫ってこの映画にかける想いをメガホンをとった神山征二郎監督に聞きました。
- 第3回農民連常任委員会が決めた当面の方針について
- 農民運は、7月19日、20日に第3回常任委員会を開催し、この間の運動を振り返りながら、当面の活動について確認しました。新潟県で開催される全国研究・交流集会を節に、秋から来春の第13回全国大会を展望して、全国で話し合いを広げ、取り組みを大きく前進させましょう。本文は都道府県連に届いていますので要旨を掲載します。
- 秋田・長野で食・農シンポ
- 秋田県と長野県で行なわれた食と農に関するシンポジウムの報告です。
- 「みかん産地を守る要請」
- 愛媛県農民連は7月13日、県庁に矢野副知事を訪ね、知事あてに「みかん産地を守る要請」第1次分7,395人分の署名簿を提出し、県としての積極的な対応を求めました。
- 朝市二周年記念に400人
- 兵庫県農民連は、毎週土曜日に神戸市西区の事務所前で朝市を始めてから2周年になりますが、7月15日にはそれを記念してまつりを行い、400人の消費者などが訪れ賑わいました。
- 30年間の労をねぎらう
- 「南(みんなみ)の熱き炎いつまでも」――日本共産党衆議院議員として、30年6カ月にわたって活躍されてきた山原健二郎さんの労をねぎらう集いが、7月25日に東京都内で開かれました。教員組合や学者、国会関係者など各界から約150人が参加しました。農民連からは小林節夫代表常任委員はじめ5人が参加しました。
- 主食のコメ、乗っ取られる危険
- “コメは、小麦、トウモロコシとならぶ世界の人々の重要な主食。そのコメがいま、遺伝子組み換え技術の利用によってバイテク・ジャイアント(多国籍企業)に乗っ取られる寸前にある”――7月14・15日、「遺伝子組み換え作物・食品を考える世界市民サミット」(「食料・農業・食の安全に関する生協懇談会」主催」)に参加したマレーシア、フィリピン、オーストラリアなどのアジア諸国の代表がこう報告し、同サミットでは遺伝子組み換えイネの問題が集中的に取り上げられ、活発な議論が行われました。
- 大豆畑トラスト運動
- 山形県と福岡県での大豆畑トラスト運動の取り組みを報告します。
- 学校給食は自校直営方式で子どもに豊かな食生活を…
- 今、私は東京・日野市というかつて革新市政が20数年も続いた自治体の小学校で、栄養士として仕事をしています。
- ユニークな農業体験農園
- 「太った枝豆でしょう。今夜のビールが楽しみ!」「トウモロコシの収穫が待ち遠しい。去年はカラスにやられたのよ」東京都練馬区大泉町。閑静な住宅がフッと途切れた畑の一画(50アール)に、区の農業体験農園「大泉 風のがっこう」があります。
- アピール署名広がる
- 原水爆2000年世界大会が、8月2日から国際会議、広島、長崎の日程でスタート。
- 空間を合理的に使うトマト栽培の誘引方法
- トマトを真っ直ぐに仕立てると、高くなってしまい、上の方は手が届かなくなり、収穫作業も大変になっている状況をよく見かけます。
- 磯釣りのメッカ
- 瀬戸内海に浮かぶ周囲8キロの小さな島にあります。島じゅうで、海水浴・キャンプが楽しめ、周辺海域は恵み豊かな磯釣りのメッカ。四季を通じて多種の魚が釣れます。
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