多彩な活動を報告全国革新懇20回総会
「ゆきづまった自民党政治から脱却し、二十一世紀を展望して革新懇の運動と組織を大きくしよう」――全国革新懇(平和・民主主義・革新統一をすすめる全国懇話会)の第二十回世話人総会が七月二十九日、東京で開かれました。二十周年を迎えた総会には二百七人が参加し、地域や職場で六百六十三に広がった革新懇の多彩な活動が生き生きと報告されました。 討論で注目を集めたのは全国初の青年革新懇を結成した静岡県浜松市の「ひまわりネット」の代表が嘉手納基地包囲行動の経験を報告、「青年は環境や低賃金などの問題に関心を高めており、政治を変えなければ解決しないと話している。青年が頑張れば大人の人たちを励ます」と決意を表明しました。 介護問題のシンポジウムをはじめ、憲法問題の講演会や国立病院の民間委託の学習会などを開き、市民の願いに応える運動に取り組む(静岡・伊東革新懇)、万博の国際組織に働きかけ、愛知万博計画を大幅に縮小させた(愛知革新懇)、「日の丸」「君が代」法制化反対アピールを県内のすべての教育関係者に郵送したところ、大学の学部長、高校校長など予想もしない人たちから賛同された(群馬革新懇)など運動への期待の高まりが報告されました。 森首相の「神の国」発言で多くのキリスト者と協力してシンポジウムを開いた(岩手県花巻革新懇)など、無党派、保守層との協力・共同の経験も紹介。 「農産物の販売額が減り、深刻な状況になっているもとで農業シンポを開き、大きな反響を呼んだ」(鳥取革新懇)など、農業問題に取り組んだ経験も各地から報告されました。 また、「中尾前建設相の逮捕が総選挙中だったら、自民党への批判はもっと厳しかっただろう。国民は急速に変わりつつある。反共宣伝という古い上着を脱ぎ捨てさせるため、大いに汗をかいていこう」と総選挙の結果について、無党派層への働きかけを強調する発言もありました。
(新聞「農民」2000.8.14付)
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[2000年8月]
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