「農民」記事データベース20000807-459-02

第三回農民連常任委員会が決めた当面の方針について

2000年7月20日


 農民運は、七月十九日、二十日に第三回常任委員会を開催し、この間の運動を振り返りながら、当面の活動について確認しました。新潟県で開催される全国研究・交流集会を節に、秋から来春の第十三回全国大会を展望して、全国で話し合いを広げ、取り組みを大きく前進させましょう。本文は都道府県連に届いていますので要旨を掲載します。

I 選挙の結果と情勢について

1、選挙の結果について

   (略)

2、農業をめぐる情勢

   (略)

II 当面の4つの重点的な活動

1、輸入農産物による歯止めなき価格暴落を許さないたたかい

 、米、野菜、果実などあらゆる農産物が暴落しているなか、農民連が探究・実践してきた市場や、市場を通じた小売り、消費者との提携及び多面的な産直の取り組みがますます重要になっています。米卸と提携して米屋さんや消費者と提携する道を切り開いた東北・北海道ブロック(ほくほくネット)、粘り強く市場出荷を続け成果を生み出しつつある栃木県連の実践などに学び、全国で市場や米卸との話し合いをすすめましょう。

 、生産を広げるための班(支部)や集落での話し合いや相談会をひらきましょう。直売所や朝市をすべての班(支部)で具体化しましょう。地元の農畜産物を学校などに供給する運動も強めましょう。「農産物の輸入・暴落とどうたたうか」(新聞「農民」七月二十四日・三十一日合併号、季刊『農民』八月発行に掲載、ブックレットも発行予定)を学習し普及しましょう。

 、九月地方議会にセーフガードの発動や自主流通米の値幅制限復活を要求する請願署名に共同を広げて町・村ぐるみの運動に発展させ、全国一斉に提出しましょう。食健連がよびかける国民署名を大きく広げましょう。

 、農地法改悪や農業者年金法改悪がねらわれています。農業委員会などへの働きかけを強めましょう。

2、消費税増税阻止のたたかいに全力をあげよう。

 固定資産税を軽減させる取り組み、農業所得標準の廃止に対応した税金運動を夏からスタートさせるなど、多様な要求に基づく運動をすすめましょう。

3、新聞「農民」と組合員拡大運動

 夏の全国研究・交流集会を節に、秋から来春の大会を展望し、それぞれの組織の拡大目標を達成するために全力をあげましょう。

4、全班で寄り合いをもち、学習し、要求を出し合って活動を具体化する活動

III 全国研究・交流集会

 八月二十三日〜二十五日まで新潟県西蒲原郡で開催されます。全国から多数参加し、全国研究・交流集会のすぐれた実践を学び、農業再生の展望を切り開きましょう。

IV 財政について

 、この時期に都道府県連や単組の財政状況を明らかにし、人件費の確保など、必要な対策を役員会で議論し、計画や分担を決めて推進しましょう。

 、一人ひとりの組合費・機関紙代金の納入状況を明確にし、組合員を訪問して要求や近況を聞きながら、要求運動への参加と集金をすすめましょう。

 、本部への滞納を抱えている組織は、現状を明らかにし、責任ある対策を具体化しましょう。

V その他の重要な課題

 重要な取り組みの日程について

 畜全協総会九月二十七日(東京)を成功させよう

(新聞「農民」2000.8.7付)
ライン

2000年8月

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