2017年12月
■2017年12月18日(第1292号)
 九州北部豪雨から5ヵ月/休刊のお知らせと新年号のお届け
- 7月5日の九州北部豪雨は、福岡県朝倉市を中心に甚大な被害をもたらしました。今も多くの農地が土砂に埋もれ、懸命の復旧作業が続く被災地を12月2、3の両日、農民連の齋藤敏之常任委員と視察しました。
 米の直接支払い廃止に不安 日米FTA交渉はやめて
- いわて食・農ネット(いわて食・農・地域を守る県民運動ネットワーク)は11月13日〜24日、秋のグリーンウエーブ行動にとりくみました。グリーンウエーブは、食料自給率向上を中心に、食と農を守る共同を広げるために全国食健連が呼びかけている運動。いわて食・農ネットは「農業・農協改革反対・自給率向上」「戸別所得補償復活」「TPP・日欧EPA反対」「食の安全行政の充実」「災害復興に政府が責任を」の7項目を求める「政府への要請」を呼びかけながら、全県の市町村長と農協長を訪問しました。
 ニセ「農業・農協改革」阻止 農業・地域を守る先頭に/自分の農業に自信もてた農民連運動に確信深めた
- 11月26日に高知県農民組合と「食料と健康、地域を守る高知県連絡会」(食健連)は、「高知県の食と農の未来を考えるつどい」を、高知大学の岩佐和幸教授(食健連会長)とJAコスモスの伊藤喜男組合長(元県中央会会長)を招いて高知市で開催し、80人が参加しました。
 農のこころ
- 師走はや鍬掛に鍬定まらず
 農家が得する税金コーナー(20)/ほどほど困った大臣様
- 2016年分の課税売上高が1000万円を超えた場合、2018年分が消費税課税事業者になります。新たに課税事業者になった場合は、「消費税課税事業者届出書」を速やかに提出することになっています。提出していなくても、課税事業者になった事実は変わらないので、申告納税は必要です。
 ソーラーシェアリングと耕作放棄地対策めざす
- 愛媛食健連(村田武会長)などの主催で11月23日、愛媛県鬼北町内の畑で「さつまいも収穫祭」が開催され、農民組合愛媛県連、農協労連、愛媛大学研究者有志、新日本婦人の会などのメンバー30人ほどが収穫作業や石釜焼きのピザを楽しみました。
 茨城農民連/第50回大会を開催
- 11月26、27の両日、茨城農民連は第50回大会と50周年記念祝賀会を、つくば市の筑波山京成ホテルで開催しました。大会は68人、祝賀会は54人の参加でした。
 地域の話題あれこれ
- 寒さも厳しくなり、もう師走。自然相手にものづくりをする百姓にとって今年はあまりにも「観測史上初」が多すぎる。10月下旬の2週連続の台風や長雨。師走というのに奈良盆地にはコンバインが入らず、稲刈りできない異常な風景が広がる。
 旬の味
- 忙しい師走にとんでもない話が。突然、1基4500キロワット、高さ150メートル、プロペラの直径130メートルという超大型風力発電機が72基も設置されるという計画がわかりました。普通なら人家から何キロメートルも離れた洋上発電に使うクラスだそうです
■2017年12月11日(第1291号)
 価格競争に走る中食・外食業界も/輸入米が大手を振って出回りか
- 業務用米不足、米価3年連続値上げ、コンビニのおにぎりが値上げなどと、新聞、テレビなどで話題となっています。この間、米は過剰で安くなるのが当たり前とばかりに価格競争に走ってきた中食や外食の業界。今年の米で何が起きているのでしょうか。
 関心が強い米づくり
- 埼玉食健連(農林業と食糧を守る埼玉連絡会)主催の「食料と農業を考えるシンポジウム」が11月25日、加須市で開かれ、約70人が参加しました。
 森友・加計疑惑の追及を
- 国民大運動実行委員会など3団体主催の国会前定例行動が11月29日に開かれ、約150人が参加しました。
 農のこころ
- 雪空に達観顔の老農夫
 許されない!!卸売市場の公的機能の骨抜き
- 11月24日、規制改革推進会議は、「卸売市場を含めた流通構造の改革を推進するための提言」を発表しました。
 運動の前進めざし活動交流
- 農民連東北ブロックの「第33回東北農民運動交流集会」が11月26、27の両日、宮城県松島町で行われました。東北各県から131人が参加しました。
 安倍政権 日米FTAとTPP11の両にらみ(1/3)/(2/3)/(3/3)/イラスト2点
- ベトナムでのTPP11閣僚会合で共同議長の日本が大筋合意したとの発表後に、カナダの貿易相が合意していないと否定し、カナダ首相も安倍総理による何時間もの説得にも応じず、首脳会合による合意確認はお流れになった。このことからも、日本が主導して強引に合意を装った印象は否めない。
 宮城災対連が被災者支援 名取市(宮城)の団地を訪問
- 宮城災対連の被災者支援活動「炊き出し&お茶っこ会」が11月25日に名取市の閖上(ゆりあげ)中央第1団地で行われました。
 農家が得する税金コーナー(19)
- 確定申告を忘れたりして、申告期限をすぎてからする申告を「期限後申告」といいます。本来納付すべき税額があるのに期限を守らなかった場合は、ペナルティーとして無申告加算税がかかります。また、納付が遅くなればなるほど延滞税もかかりますので注意が必要です。
 消費税10%増税の阻止 3つの最低保障確立を
- 東京東部7区の中小業者や労働者でつくる実行委員会は11月19日、台東区の花川戸公園で「世直し雷大行進」を行いました。
 パンフレット/私たちはモルモット?! ゲノム操作食品
- 最近、新聞等で目にすることが多くなった「ゲノム編集」。狙った遺伝子を効率よく改変できる技術として紹介されていますが、生命の基本である遺伝子を人の手で操作して問題ないのでしょうか? そもそもゲノム編集とはどんな技術なのでしょうか? 私たちの暮らしにどんな影響があるのでしょうか?
 原発事故後31年 チェルノブイリは今
- 福島県農民連では9月22日〜28日、独協医科大学の木村真三先生のコーディネートでウクライナ視察ツアーを行った。
 地域の話題あれこれ
- 静岡県浜松市で活動する農民連浜北「赤石会」の畜産農家は、4人でそれぞれの加工品をラインナップしたコラボセットを年末商品として消費者に提案している。
 旬の味
- 6年ほど前に植えた柚子(ゆず)が昨年から少しずつ実をつけ、今年はある程度の収穫があり、道の駅に初めて出荷できることになりました。植えた当初は、すぐに苗木より雑草が大きくなり、草刈り機で何本かの苗木を切ってしまったこともありました
■2017年12月4日(第1290号)
 テンサイシストセンチュウ 国内で初めて確認
- 今年9月1日、「これまで日本にはいなかったテンサイシストセンチュウという病害虫が、長野県原村で確認された」と農水省が発表しました。長野県農民連諏訪農民センター代表で、原村の鉢花・野菜農家の菊池敏郎さんの案内で、原村の野菜農家を訪ねました。
 「首脳会談で日米FTAの話は出なかった」は大ウソだった
- やっぱり首脳会談で日米FTA(自由貿易協定)について話し合っていた――。ハガティ駐日アメリカ大使は11月17日、日本記者クラブで講演し、日米首脳会談の「舞台裏」を赤裸々に証言しました。
 地域農業再生へぜひ力を/世論で改憲発議阻止 森友・加計疑徹底追及
- 農民組合愛媛県連合会(愛媛県農民連、森井俊弘会長)は11月10日、中村時広愛媛県知事に対して、地域農業再生に関する要請を行い、県農林水産部局担当者と交渉しました。
 農のこころ
- 夕映えの里の奥まで柿のれん
 有機農業推進フェスタ
- 栃木県かみのかわ有機農業推進協議会は11月21日、第10回有機農業推進フェスタを上三川町で開催しました。
 農家が得する税金コーナー(18)
- 税金の確定申告が終わったらあとで訂正できないと思っていませんか。納める税金が増える場合は「修正申告」、減る場合は「更正の請求」によって正しい額に訂正することができます。
 とんだ「勇み足」のTPP11「大筋合意」
- 大相撲九州場所、「稀勢の里」の勝ち負けに一喜一憂しているなか、TPP11の「大筋合意」が飛び込んできた。死んだTPP12を生き返らせたばかりかトランプ米大統領の強引さを引き継いで、アジアの盟主としての振る舞いに各国から「総スカン」を食うなかでの「大筋合意」とマスコミ向け発信となった。
 生産者が運営に大きな役割
- 農民連ふるさとネットワークは11月16、17の両日、埼玉県深谷市で「埼玉産直センターの施設見学と『生協産直』研修交流会」を開催しました。8府県1団体から19人が参加しました。
 東京土建70周年記念 “どけんまつり”
- 東京土建(組合員12万人)の70周年を記念した「どけんまつり」が11月12日、稲城市のよみうりランドで開催されました。
 BRAぶらしんのみまつり
- 千葉県の多古町旬の味産直センターは11月11日、創立30周年を記念して、17回目の「BRAぶらしんのみまつり」を開き、約1000人が集いました。
 旬の味
- 先日農業普及所から視察を受けて、地域の農業について話をした。今回は、現在の普及所職員・相談員の存在意義や重要性を考えたい
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