県農民連・県食健連
ニセ「農業・農協改革」阻止
農業・地域を守る先頭に
高知
関連/自分の農業に自信もてた農民連運動に確信深めた
食と農の未来を考えるつどい
11月26日に高知県農民組合と「食料と健康、地域を守る高知県連絡会」(食健連)は、「高知県の食と農の未来を考えるつどい」を、高知大学の岩佐和幸教授(食健連会長)とJAコスモスの伊藤喜男組合長(元県中央会会長)を招いて高知市で開催し、80人が参加しました。
岩佐教授は、私たちが地域で協同組合、住民運動、NPO等と連携し、地域経済優先の制度づくり、地域の家族経営の復活など多国籍企業に翻弄されないローカルなルールづくりへの取り組みを進め「自己決定権を取り戻し、地域で防衛網を張りめぐらそう」と呼びかけました。
JAコスモスの伊藤喜男組合長は安倍政権による「農協改革」攻撃の内容について報告。官邸主導で地域の実情を知らない人たちが、地域を守る役割を果たしている農協の「解体」を進めていることには「はらわたが煮えくり返る思い」「農協解体を許さないために現場から声を上げていくことが大事」と述べました。
参加者から「よいつどいだった」との多くの感想が寄せられました。今後、私たちもJA等関係団体との連携を強め、地域から農業・地域を守る運動を強めていきたいと思います。
(高知県農民組合 中越吉正)
自分の農業に自信もてた
農民連運動に確信深めた
12月3、4の両日、島根県松江市で農民連中国ブロック交流集会が開催されました。
岡山大学大学院の小松泰信氏が講演
岡山大学大学院の小松泰信先生が「農は国の基―農業と農村の展望を語る」と題して講演し、吉川利明全国連事務局長が「戦後農政と農民連の役割」を報告しました。
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講演する小松教授 |
小松先生の話を聞きたいとの要望が寄せられたため、一日目は公開講座として開催。会場いっぱいの100人近くが聴講しました。
「自分の思いを代弁していただいているようで涙した」「自分のやっている農業に自信を持って進めていきたい」「大変勇気づけられた」と感想が寄せられました。
また、吉川事務局長の話にも「農民連の歴史を改めて勉強できてよかった。これからもがんばります」「農民連の歴史を知りたいという思いがずっとあり、心ゆくまで学べた」と、改めて農民連運動への確信を深めるものとなりました。
悩みや思いを交え仲間づくりを論議
2日目は3つの分散会に分かれ、「会員拡大を中心に据えた仲間づくり月間の成功を」(常任委員会訴え)をたたき台に、日頃の悩みや思いを交えながら仲間づくりの経験や対策を話し合いました。
(島根県農民連 長谷川敏郎)
(新聞「農民」2017.12.18付)
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