「農民」記事データベース20171218-1292-04

農のこころ

丸山美沙夫


 師走はや鍬掛に鍬定まらず

          丸山美沙夫

 農作業を終えた農機・農具は、主に納屋に収めて冬籠りとなる。だが、冬野菜を採ったり、鍬や小農具を使う作業はまだあれこれとある。鍬掛に収めたはずの鍬も、また持ち出されている。働き手の婆が持ち出して葱を掘っている。自分のやるべき仕事の部署をしっかり持っている。連れ添う妻と迎える、新しい年に向って。

(新聞「農民」2017.12.18付)
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2017年12月

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