「農民」記事データベース20171211-1291-15

地域の話題
あれこれ

静岡 森島倫生


夢に向かって消費者に
提案するコラボセット

 静岡県浜松市で活動する農民連浜北「赤石会」の畜産農家は、4人でそれぞれの加工品をラインナップしたコラボセットを年末商品として消費者に提案している。

 地域の産業祭で広く披露されて

 事務局を担当する中安牧場の中安千秋さんは、アイスクリームに取り組んで10年。近在の果樹農家の果物を取り入れたアイスクリームを次々に開発したアイデアウーマンである。

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前列右から中安さん、野中さん。後列右から内山さん、森島さん

 このほど同地域で14回目を迎えた産業祭でお歳暮の一つにと披露されたものは次の通り。

 商品の組み合わせは、中安さんのアイスクリーム、会員である内山賢治さんのハチミツ入りブルーベリージャム、非会員の野中まさみさんのチーズ、そして静岡県農民連会長である私(森島)の黒豚焼き豚。

 発泡スチロールの容器で冷凍発送する。価格は、送料別で3000円、5000円の2種類がある。当日は、一般の来場者のほか、地元のスーパーマーケットの経営者らが関心を示し、話が弾んでいた。

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「赤石会」の英知が詰まったコラボセット

 具体的取り組みゆっくりでも

 会員らは、農民連が示す「家族農業こそが地域と日本農業を守る!!」を確信にし、もっともっと連帯の幅を広げようと話している。11月20日付の新聞「農民」に掲載されていた「買い物は生産者、産地への投票行動」との記事にも同感し、励まされている。

 流通の中心を量販店が独占的に支配するようになって久しいが、家族が安心して食べられる食材への志向は、確実に定着の度を増していることを日々、実感している。

 消費行動がわれわれ、家族農業に直線的に向かうように、エネルギッシュに活動しよう話している。具体的取り組みはゆっくりでも、仲間が夢に向かって自由に話をするだけで、みんなが元気になれる農民連は頼りになる良いところだ。

(新聞「農民」2017.12.11付)
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2017年12月

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