農のこころ丸山美沙夫
夕映えの里の奥まで柿のれん 松沢 明季 俳誌『みすゞ』から。柿の産地である市田柿はよく知られている。天竜川の谷あいの霧と寒暖差があって美味しい干柿が出来るのだろう。晩秋の頃に収穫された柿は、家族総出の作業で皮を剥き、すばやく柿のれんが見事に出来上がる。家々の軒先から母屋を包み込んで賑々しい。夕映えの中に浮き立つ美観である。
(新聞「農民」2017.12.4付)
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[2017年12月]
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