とんだ「勇み足」の
TPP11「大筋合意」
香川県農民連 事務局次長
福井利夫(高松市)
大相撲九州場所、「稀勢の里」の勝ち負けに一喜一憂しているなか、TPP11の「大筋合意」が飛び込んできた。死んだTPP12を生き返らせたばかりかトランプ米大統領の強引さを引き継いで、アジアの盟主としての振る舞いに各国から「総スカン」を食うなかでの「大筋合意」とマスコミ向け発信となった。
国内での「モリ・カケ」始め不人気をカバーしようとして、この間「大枠合意」(日欧EPA)など「大枠」「大筋」を連発。安倍政権のこの手の所業は、相撲で言えば「勇み足」、本来なら「負け」の一番を「勝ち」にするようなもの。
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わが家の柿はカラスとわけわけ |
われわれ百姓にとっては、大きな大きな生業に関わるだけにこの「勇み足」は許せない。
(新聞「農民」2017.12.4付)
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