2008年5月
■2008年5月26日(第829号)
- 洞爺湖サミットへ向け
エコ・グリーンウエ−ブ力強くスタート/富山駅前で宣伝・署名/青森・大阪でも
- 全国食健連(国民の食糧と健康を守る運動全国連絡会)は5月12日、7月のG8洞爺湖サミットに向けて「エコ・グリーンウエーブ」をスタートさせ、東京はじめ青森・富山・大阪など全国各地で宣伝・署名行動を行いました。
- 温暖化、待ったなし
- 「待ったなしの温暖化を考える――洞爺湖サミットへエコウエーブを」――公害・地球環境問題懇談会(略称 公害・地球懇)のシンポジウムが5月0日、東京都内で開催され、農民連、新婦人、全国公害被害者総行動実行委員会、弁護士、科学者など約100人が参加。エコ・グリーンウエーブの一環として温暖化対策を求める署名への取り組みが提起され、熱気にあふれた討論が交わされました。
- 宇佐市で農民連支部再建
- 大分県宇佐市は県下一の水田面積を持ち、米や麦、大豆、タマネギなどの生産が盛んなところ。農民連結成時には、税金申告に取り組む支部がありましたが、その後、“開店休業”状態が続き消滅していました。
- 第50回 平和行進始まる/首都圏のつどい
- ゴールデンウィーク最後の5月6日、原水爆禁止国民平和大行進が東京・夢の島公園を出発しました。今年は50周年の記念行進です。
- 「9条世界会議」盛大に/茨城で憲法フェスタ開く
- 憲法9条を守り、戦争のない世界をめざす「9条世界会議」が5月4、5、6日の3日間、千葉市の幕張メッセで開かれ、海外からも含め、のべ約22000人が参加。トークあり、音楽ありの華やかな集会となりました。
- 農のこころ
- 新茶揉む焙炉に香り満ち溢る
- 読者からのお便り
- 今城くんに拍手したい気分/怒りを川柳にこめました/ペットボトルより米が安い!/温暖化、200年後が心配ですね/日本の食料自給率に危機感/明乳の争議団を応援したい/危機もたらす農水・厚労省/ボケ防止にクイズに挑戦中
- この人
- 栃木・那須烏山市の陶芸家 八板郁雄さん(56)
- 90年前の石油発動機/岩手・西根町で米産直役員会
- 岐阜県安八郡神戸町に住む増田重雄さんは、3.5ヘクタールの田んぼで米と大豆を生産し、農民連の米産直の中心になってがんばっている組合員です。
- 楽しいタケノコ掘り
- 茨城県南農民組合・阿見産直センターは4月27日、直売所近くの竹林で、新日本婦人の会とのタケノコ掘り交流会を開き、約130人が集いました。毎年楽しみにしている新婦人の会員さんが、東京から貸切バスなどで集まり、楽しいひと時を過ごしました。
- 農民文学賞の贈呈式
- 日本農民文学会が主宰(しゅさい)する第51回農民文学賞の贈呈式が、4月29日、東京・新宿区の家の光会館で開かれました。今回の受賞者は、小説「彼岸獅子舞の村」の前田新さん(福島県)と詩集「引き出しの奥」の大塚史朗さん(群馬県・詩人会議所属)、特別 賞に詩集「大地がほほえむとき」の大倉尚美さん(北海道)の3氏。
- “産直”大いにやりましょう/産直豆腐をありがとう
- 福岡県農民連は4月25日、新日本婦人の会福岡県本部と産直合同会議を行いました。今回の特徴は、新婦人から北九州、福岡、直方、太宰府、春日、久留米、糸島など広範な地域の代表が出席したことです。
- 旬の味
- 百姓にとって5月はやっぱり一番忙しい。気持ちが入るというか、田植えの節は忙しいというのが決まりだ。隣の田んぼに水が入った。代かきのトラクターがうなる。田植え機を乗せたトラックが走る。本当に気がもめる忙しさだ
■2008年5月19日(第828号)
- まじめな出会いがほしい
- 「はじめまして!」「こんにちは!」――青空がまぶしく晴れ上がった4月29日、奈良県農民連が「男女青年交流会」を開きました。「参加条件」は、まじめな出会いを考えている独身男女。20〜30代(一部40代も)の男性23人、女性25人、総勢48人が参加する大イベントとなりました。
- 与論町に農民組合が誕生
- 鹿児島県与論町ではじめて農民連(与論町農民組合)が結成され、4月26日に3人の組合員が参加して設立総会が開かれました。全員が和牛農家で、自称“青年”です。
- 環境にやさしい農業は地球を冷やす 食料主権を確立し自給率引き上げを/酪農家の要求かかげデモ
- 「なくせ!貧困と格差」「ストップ!改憲」「許すな!増税、医療改悪」などをメーンテーマに、第79回中央メーデーが快晴の下、東京・代々木公園で開かれ、44000人が参加しました。
- 税金問題は運動の重要な柱/免税手続きで軽油を安く買おう
- 農民連は4月8日、東京都内で税金運動全国交流会を開催しました。都道府県連の事務局長を中心に、40人余りが参加しました。
- 農のこころ
- 春耕のこだま一日(ひとひ)や峡七戸
- G8洞爺湖サミット対抗行動の呼びかけ
- 農民連は、7月に開かれるG8洞爺湖サミットに向けて、「G8洞爺湖サミット対抗行動の呼びかけ―地球温暖化にストップを、食糧主権の確立を」を発表しました。その全文を掲載します。
- お米はやっぱり主食だね
- 地域や文化に根ざした食の多様性を取り戻し、生産者と消費者を結びつけるスローフードフェア2008が4月26、27の両日、横浜市西区のパシフィコ横浜で開かれ、各地のスローフード協会や安全・安心、製法にこだわった食品関連業者などのブースが並びました。
- 富山のチューリップ NHKが放映
- 富山県内のチューリップ畑では、早咲き品種が蕾(つぼみ)を出し始め、いよいよチューリップの季節がやってきました。4月17日、NHK総合テレビの昼番組「ふるさと一番」で富山のチューリップが放映されました。
- ふるさとの味と心伝えます 今年もどうぞ
- 2008夏季産直カタログができあがりました。北海道・空知の手づくりトマトジュースから沖縄・東村のパイナップルまで、32組織から109アイテムが勢ぞろいしました。
- 旬の味
- ガソリン代が1リットル当たり30円近くあがった。農家にとっても痛い出費だ。ある大臣いわく、「ガソリン代の値上げがCO2削減につながる」。しかし、道路や宅地開発のために自然や農地をつぶすことをやめるほうが、よっぽどCO2削減につながる
■2008年5月5・12日 合併号(第827号)
- 地球温暖化・食糧問題 抜本的解決へ
政府は主導権を発揮せよ
- 国民の食糧と健康を守る運動全国連絡会(全国食健連)と農民連は4月25日、農水・外務両省を訪れ、7月のG8洞爺湖サミットを開催する日本政府にたいし、環境・食糧問題などで直面する諸課題の抜本的解決のために、イニシアチブを発揮するよう要請しました。日本共産党の紙智子参院議員が同席しました。
- G8洞爺湖サミットに向け
エコ・グリーン・ウエーブ
- 「持続可能な農業・食糧主権」は地球を救う―全国食健連は、7月のG8サミットに向けて、5月12日から7月9日まで「エコ・グリーン・ウエーブ」に取り組みます。具体的には、全国で宣伝と学習、自治体や農協への申し入れ・懇談、産直・地産地消や交流を進めます。
- 農民連組織にいま“追い風”攻勢的に会員・読者広げよう
- 農民連は4月17、18の両日、東京都内で都道府県連の事務局長・書記長と農民連ふるさとネットワークの理事による合同の会議を開きました。会議では、「春の大運動」の取り組みを交流。結成20周年を迎える来年一月の全国大会までに会員・読者数で最高の峰を築こうと話し合い、G8サミット対抗行動に向けた取り組みを確認しました。
- イラク派兵は憲法9条違反
名古屋高裁が画期的な判決
- 古屋高等裁判所は4月17日、自衛隊のイラク派兵差し止め訴訟の控訴審判決で、航空自衛隊の空輸活動は「他国による武力行使と一体化した行動で、自らも武力の行使を行ったとの評価を受けざるを得ない」として、「イラク特措法に違反し、憲法9条1項に違反する活動を含んでいる」とする画期的な判決を下しました。
- 冷凍庫から輸入禁止の米国産牛肉脊柱
危険な牛肉使い引続き牛丼販売
- 農水省・厚労省は4月23日、大手牛丼チェーン「吉野家」の冷凍倉庫で、昨年8月に輸入したアメリカ産牛肉700箱のうち1箱から、BSEの病原体が蓄積しやすい特定危険部位 の脊柱(せきちゅう)が見つかったと発表しました。輸入条件違反の脊柱混入は、2006年7月にアメリカからの牛肉輸入を再々開して以降、初めてです。
- 農のこころ
- 耕耘機あらあら爺の操るに
- シリーズ 地球温暖化/気候変動にさらされる米作農家
- 「温暖化のせいなのかはわからない。だけど、昔と同じように米作りができなくなったのは確かだ」――全国の水稲農家からこんな声があがり始めています。
- 5月10日に温暖化シンポ
- 「なくせ公害、守ろう地球環境」の合言葉で幅広く活動している公害・地球環境問題懇談会(略称=公害・地球懇)は4月19日、東京・渋谷区で2008年総会を開き、研究者や弁護士、公害被害者など30人余りが参加しました。そして、今年の重点的な取り組みとして、「『待ったなしの温暖化対策』と洞爺湖サミット」を掲げ、G8サミットにむけた当面の取り組みを話し合いました。
- 今年も作りました 大豆トラストみそ/ギョーザ事件の背景探る
- 長野県農民連・飯伊農民組合では3月20日、恒例の大豆トラストみそづくりを行ないました。遠くは、東京都日野市から2家族がかけつけ、過去最高のおとな26人、子ども12人が参加しました。
- 環境・食材・平和などテーマに
アースデイ東京2008
- 地球のことを考えて行動する日、アースデイ東京2008が4月19、20の両日、東京都渋谷区の代々木公園で開かれ、2日間で125,000人が集いました。環境、食、平和などのテーマで個人や団体が出展し、コンサート、トークなどの催しも行われました。
- フラワーアレンジメント挑戦
- 群馬農民連女性部は3月31日、利根沼田農民連事務所で、第21回総会を開きました。
- 旬の味
- 韓国で強毒性の鳥インフルエンザH5N1が発生している。日本の養鶏場への流行が心配だ
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