農のこころ丸山美沙夫
春耕のこだま一日(ひとひ)や峡七戸 千曲 山人 俳誌『道標』から。この句から察せられるのは、ガーデン・トラクターのようだ。峡田は小さな棚田が多いため大型の耕運機は効率も悪く使えないし、耕作面積も少ない。その小さな集落では、いっせいに春耕が行われたのだろう。「こだま一日や」に、それがひとつの農の叫びともなって響きわたる力強さを感じる。
(新聞「農民」2008.5.19付)
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[2008年5月]
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