第50回 平和行進始まる
ゴールデンウィーク最後の五月六日、原水爆禁止国民平和大行進が東京・夢の島公園を出発しました。今年は50周年の記念行進です。 出発集会には、一四〇〇人が参加。主催者を代表して野口邦和さん(日本科学者会議)が、「まもなく洞爺湖サミットが開かれるが、先進国は『核不拡散』という立場に固執している。全国を行進して『核兵器廃絶』の声を大きくしよう」とあいさつしました。 青年たちは「折り鶴21万羽プロジェクト」(原爆の犠牲者と同じ数の鶴を折って広島に届ける)のアピールを行ったり、バンド用にアレンジした「折り鶴」を演奏。また、英国の「オルダーマストン大行進」(核兵器工場を包囲する平和行進で、やはり50周年を迎えた)に参加した代表団は、現地で贈られた連帯の横断幕を掲げ、基地撤去を求めて歩きとおすことを表明。海外の平和団体代表や留学生も熱のこもった連帯のメッセージを披露し、さらに第1回行進の参加者や被爆者、宗教者などが次々にマイクの前に立ちました。 広島まで歩きとおす三人の「通し行進者」の決意表明に大きな拍手を送った後、壮大な隊列をつくって出発。農民連本部の上山興士さんも旗を高々と掲げて歩きました。 平和大行進は、全国の七割の自治体をめぐり八月の広島をめざします。
(新聞「農民」2008.5.26付)
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[2008年5月]
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