農のこころ丸山美沙夫
新茶揉む焙炉に香り満ち溢る 上沼美保子 俳誌『白炎』から。その年の茶の新芽を摘んで製造するのが「新茶」である。これを「走り茶」とも言う。立春から八十八日目、五月一日〜二日頃、茶どころでは茶摘みの最盛期となる。この句は、製茶の焙炉(ほいろ)で葉茶を揉みながら乾燥しているところ。まさに「香り満ち溢る」であろう。茶どころの初夏の香り。
(新聞「農民」2008.5.26付)
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[2008年5月]
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