全国食健連洞爺湖サミットへ向け
|
関連/富山駅前で宣伝・署名 /青森・大阪でも |
全国食健連(国民の食糧と健康を守る運動全国連絡会)は五月十二日、七月のG8洞爺湖サミットに向けて「エコ・グリーンウエーブ」をスタートさせ、東京はじめ青森・富山・大阪など全国各地で宣伝・署名行動を行いました。
新宿駅頭での全国食健連の訴え(中央は農民連白石会長)
|
新宿駅南口で行われた東京行動には、農民連はじめ新婦人、全労連、全農協労連などから約三十人が参加して、「環境にやさしい農業は地球を冷やす。食糧主権を確立し、食料自給率のひきあげを!」と呼びかけ、G8サミット参加国代表あての「私の一言」ハガキ付きリーフレットを配りました。
農民連の白石淳一会長は「世界では食料危機で暴動が起こっている国もあるというのに、日本政府は減反を押し付けて米を作らせず、不要な外米を七十七万トンも毎年輸入して家畜のエサなどに充てている。断じて許されない行為であり、民衆の怒りを肝に銘じるべきだ」と強調。「食糧主権の立場に立って、生産をおおいに高めることこそ、最大の貢献だ。食糧主権の政治を実現しよう」と訴えました。
エコ・グリーンウエーブは、G8洞爺湖サミットが終了する七月九日まで、世界の食料危機・飢餓問題の解決と地球温暖化防止対策を求めて、学習会や宣伝・署名活動をはじめ自治体・農協訪問など、世論と共同を広げる市民行動です。
富山駅前での署名、ビラ配り
|
また、砺波市から富山駅前まで「食料自給率を高めることは、食の安全・安心だけでなく、地球を救うことです。世界の人々が自分たちの食糧をつくり、手にする権利、食糧主権を確立しましょう」などと、宣伝カーでテープを流しながら訴えました。
駅前で宣伝の準備をしている最中から、関心をもってリーフを見ていた若者は「食料自給率三九%なんて、とんでもない話だ」と怒りをあらわにして、快く署名してくれました。また「日本の政府は、外国から来た安全でないものを食べて早く死ね、と言わんばかりだ」(七十四歳の農民)、「国産・県産のものを選んで買っている。最近は外食もしなくなった」(主婦)などの声が聞かれました。
[2008年5月]
農民運動全国連合会(略称:農民連)
本サイト掲載の記事、写真等の無断転載を禁じます。
〒173-0025
東京都板橋区熊野町47-11
社医研センター2階
TEL (03)5966-2224
Copyright(c)1998-2008, 農民運動全国連合会