「9条世界会議」盛大に

のべ2万2千人参加

“日本から、世界から発言を”

　四日の全体会では、基調講演。ノーベル平和賞受賞者のマイレッド・コリガン・マグワイアさん（北アイルランド）が、非暴力による紛争の解決を訴え、国際平和ビューローのコーラ・ワイスさん（アメリカ）は、国際的な注目を浴びている九条の意義をのべました。

　広島から歩きつづけてきた9条ピースウオークが到着し、登壇した行進者にたいして、大きな拍手が送られ、音楽九条の会代表呼びかけ人の池辺晋一郎さんが指揮する合唱では、合唱団が、「交響曲第九番」を高らかに歌い上げました。

　またアフリカの紛争解決にかかわるエマニュエル・ボンバンデさん（ガーナ）、憲法草案作成時に男女平等の条項を担当したベアテ・シロタ・ゴードンさん（アメリカ）、韓国の人権活動家・弁護士のイ・ソクテさん、国際反核法律家協会のカルロス・バルガスさん（コスタリカ）が九条への熱い思いを語りました。

　トークの合間には三味線の高橋竹山さん、歌手の普天間かおりさんらが演奏。またイラク帰還兵やイラク支援ボランティアの高遠菜穂子さん、作家の雨宮処凛さんらが、生活のなかに生きる九条の存在感の大きさを語り、音楽評論家・湯川れい子さん作詞の「きずな」を、東京女声合唱団とともに合唱。

　最後に「戦争の廃絶をめざして、九条を人類の共有財産として支持する国際運動をつくりあげ、武力によらない平和を地球規模で呼びかける」とする宣言を発表して、閉幕しました。

茨城で憲法フェスタ開く

　フェスティバルでは、ヒューマン・ファーマーズもステージで演奏。

　県連は“九条田んぼ”で作った赤飯や野菜も販売しました。参加者に新聞「農民」の見本紙を配り、自給率向上署名が二十四筆集まりました。