2010年12月
■2010年12月20日(第954号)
- ストップ!TPP
- 全国食健連(国民の食糧と健康を守る運動全国連絡会)は12月8日、2010年秋のグリーンウエーブ中央集結行動を行いました。各地の米価暴落阻止、TPP(環太平洋連携協定)反対を中心とした取り組みを交流し、春に向けた運動の意思統一をしました。
- TPP参加反対
- TPPにより、1次産業は大きな打撃を受けるといわれています。漁業はどうなのか。全国漁業協同組合連合会(全漁連)漁政部長の大森敏弘さんに聞きました。
- TPP反対 より広い国民共同を/“農民連ならでは”の活動を
- 東北6県の農民連で構成する東北農業農民団体連絡協議会は、11月28、29の両日、岩手県陸前高田市で第26回東北農民運動交流集会を開催し、130人が参加しました。陸前高田市の中里長門市長が歓迎のあいさつをしました。
- 農のこころ
- 野菜の名両手に余り小春畑
- 米価回復へ 国の責任で対策を
- 8日に行われたグリーンウエーブ集結行動で、食健連と農民連は、農水省と交渉し、米価暴落対策とTPPに参加しないことを強く求めました。
- 税金対策 今年こそ出足早く
- 岡山県農民連は、税金対策で「出足早い取り組みを今年こそ」と、9月中旬から税金計算会単位で学習会を行ってきました。その内容は、米価下落や自由化(FTA・TPP)問題とあわせた税金の学習です。
- 遺伝資源の利益配分に法的拘束力
- 国際青年環境NGOの「A SEED JAPAN」(ア・シード・ジャパン)は11月29日、都内で、10月に行われた生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)の報告会「遺伝資源へのアクセスと利益配分(ABS)に関する名古屋議定書とその課題」を開きました。
- 地産地消で阿見町を元気に/体験コーナー大好評
- 青空に恵まれた11月21日、あみ・自然再生ネットワーク(あみ・ネット)主催の「第5回あみ・大好き青空市」が大盛況で行われました。
- 連帯広めTPP阻止必ず/寒さを吹き飛ばすパワーの持主
- 韓国・ソウルで行われたG20サミット(主要20カ国・地域首脳会合)対抗行動に、農民連女性部役員の斉藤教子さんが参加し、国際女性フォーラムで発言するなど、積極的に行動しました。
- 旬の味
- 野山に白い雪が降る季節になった。この1年を振り返って、異常な気象は別にしても、政治を含めた社会現象は、歴史の転換期の様相がより顕在化した年だった
■2010年12月13日(第953号)
- TPPで農村は崩壊する 民族の存亡にかかわる問題
- TPP(環太平洋連携協定)に反対する世論が日増しに広がっています。TPPでどうなるのか、何が求められているのか。JAやさと(茨城県石岡市)の田村和夫組合長に聞きました。
- 韓国G20民衆対抗行動
- 「世界経済を危機に追い込んだ者たちではなく、民衆を真ん中に」――11月11〜12日の20カ国・地域(G20)首脳会議に対抗して、「ソウル国際民衆会議」などの行動が7日から12日まで韓国・ソウルで行われました。行動を組織したのは、韓国の労働組合や農民組織、環境NGOなど広範な進歩勢力がつくった「韓国G20民衆対抗行動」とビア・カンペシーナ、「我々の世界は売り物ではないネットワーク」などの国際NGO。
- 米価暴落に減反強化追い打ち 生産目標ついに800万トン割れ/市町村訪ねてTPP反対を訴え トラクター連ねデモ行進
- 農水省は11月29日、食料・農業・農村政策審議会の食糧部会を開き、2011年産主食用米の生産数量目標を、10年産に比べて18万トン(2・2%)減の795万トンなどとする基本指針を示しました。
- 農のこころ
- 一列に色を正して冬菜畑
- TPP(環太平洋連携協定)阻止の国民共同を構築し、農山村を再生する“核”となる組織づくりに挑戦しよう(1/5)/(2/5)/(3/5)/(4/5)/(5/5)
- 農民連は、2009年1月に開催した第18回定期大会の決議と、方針を補強した2010年1月の全国委員会決議にもとづき、農業破壊を許さず、食料自給率の向上と価格保障の実現、生産を広げて国民に安全・安心な食糧を供給する運動、会員と新聞「農民」読者の拡大運動などに全力をあげてきました。
- 草の根総行動スタート
- 「消費税をなくす全国の会」が呼びかける「消費税増税ノー、草の根総行動」が12月1日、スタートしました。
- 写真で見る/昔なつかし 農の風景
- 土間で薦(こも)を編む老母
- 原発は未完成で危険な技術
- 「原発依存を改め、自然エネルギー開発へ本格的な取り組みを求める共同行動」の一環として、11月23日、学習交流集会が都内で開かれました。同共同行動は、公害・地球環境問題懇談会(公害地球懇)と原発問題住民運動全国連絡センター、日本科学者会議が共同で呼びかけたもの。
- “70歳で初めて柿狩り”/「基金」活用し地域の力を復興
- 抜けるような青空のもと、11月7日、長崎から新日本婦人の会佐世保支部の10人が、福岡県うきは市にある石井良夫果樹園に柿狩りに見えました。きっかけは、みのう農民組合の佐々木督文さんが、「しんぶん赤旗」に連載している「農村の四季」。記事の中に書かれていた「チョウザメの群れ」が見てみたい、そして大豆畑トラストのことも知りたいと、訪ねてきました。
- 素材を生かす旬のレシピ
- 冬の簡単料理
- ナタネで“平和”の花を全国に/仲間の協力で蜂屋柿干し
- 青森県農民連・南部農民組合は、1993年の“けかじ”(不作)の年に、ナタネをつくろうと取り組みを始めて17年が過ぎました。また、女性部を立ち上げて「憲法9条を守ろう」と、9条花だんを作っています。
- 私たちが育てた枝豆を売ろう!
- 秋は大学祭の季節。北九州市立大学の大学祭で11月2、3の両日、産直野菜と農民の思いを伝える「若宮べじたぶる」を出店しました。
- 旬の味
- 戸別所得補償モデル対策の交付金申請書が届いた。「12月3日までに提出しなければ年内には支払いができない」とある。わずか4日しかない
■2010年12月6日(第952号)
- TPP阻止へ大きなうねりを
- 県北農民連の呼びかけがキッカケとなって、11月20日、JA新ふくしま主催の「TPP(環太平洋連携協定)交渉参加反対・農業危機突破決起集会」が福島市で行われました。米価が暴落し、さらにTPPによる関税撤廃という事態に、「いまこそ農民組織が協力し、あらゆる組織に共同を求める集会に」と県北農民連が申し入れ、JA新ふくしまの役員がその場で「わかった。すぐに手を打つ」と応じて集会が開かれました。
- 農民連が国会前座り込み
- 農民連は11月24日、国会前で、米価下落に抗議し、TPP(環太平洋経済連携協定)への不参加を求める座り込みを行いました。
- 地球温暖化対策基本法 一刻も早く成立を
- 市民・環境団体のネットワーク「メイクザルール・キャンペーン」が11月24日、東京・千代田区の参議院議員会館で与野党の国会議員を招いて「地球温暖化対策基本法」の年内成立を求めるシンポジウムを開きました。
- 農のこころ
- 白菜の堅さ明日は売りに出そ
- 韓国の農業と農民のたたかい (3)
- 韓国では、イ・ミョンバク政権が、農産物の自由化推進と企業の育成、外国資本の農業参入などを柱とした農業政策を掲げており、地域農業の振興と食糧主権の確立という農民の要求とは正反対の道を進んでいる。
- 2010年度の最優秀プロデューサー賞受賞
- 映画「アンダンテ〜稲の旋律」を企画・制作した桂壮三郎さんが、日本映画製作者協会が選ぶ2010年度の最優秀プロデューサー賞「SARVH(サーブ)賞」を受賞しました。
- 本の紹介/遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン編「遺伝子組み換えナタネ汚染」
- 日本では、輸入された遺伝子組み換え(GM)ナタネが、こぼれ落ちて港周辺や道路脇などで発芽し、自生していることが大きな問題になっています。生協や市民団体などが6年前から本格的に調査を始め、GM汚染の実態や農作物への影響を調べてきました。農民連食品分析センターも毎年、全国各地を回り、自生の状況を調査しています。
- いかそう憲法 なくそう貧困
- 「いかそう憲法・核も基地もない世界に なくそう貧困 つくろうジェンダー平等の社会を」をメーンスローガンに、第55回はたらく女性の中央集会が11月20・21の両日、横浜市で開かれました。集会には農民連女性部のほか、のべ2100人が参加しました。
- 一緒に“食と農守る”夫婦になった
- 茨城県南農民組合の阿見産直センターと筑波農産センターは11月14日、阿見町で新日本婦人の会東京都本部の各支部(板橋区・北区・豊島区・新宿区)および地元の地域支部と、「産直20周年のイベント」を開催しました。東京から大型バス3台で到着した新婦人のみなさんと、朝早くから準備で集まった生産者で、会場は大混雑でした。
- 旬の味
- 政府やマスコミは、「乗り遅れるな」「開国せよ」とTPP(環太平洋連携協定)参加を盛んに宣伝している。しかし、日本列島が沸騰するごとく、各地で「TPP参加反対」の集会やデモ、決議がわき上がっている
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