“70歳で初めて柿狩り”長崎・新婦人佐世保支部
甘さに歓声、チョウザメもみた抜けるような青空のもと、11月7日、長崎から新日本婦人の会佐世保支部の10人が、福岡県うきは市にある石井良夫果樹園に柿狩りに見えました。きっかけは、みのう農民組合の佐々木督文さんが、「しんぶん赤旗」に連載している「農村の四季」。記事の中に書かれていた「チョウザメの群れ」が見てみたい、そして大豆畑トラストのことも知りたいと、訪ねてきました。はじめに、柿の切り方、見分け方などの説明を受けたあと、さっそく柿狩り開始。「ワァ〜、大きいね」「70歳にして、はじめての柿狩りです」など、汗ばむほどの気候のもと、きれいな空気と富有柿の甘さに歓声が上がっていました。
思いっきり柿を取ったあとは、チョウザメのところへ。名水100選をうたっている清水寺の隣のため池に、10匹ほどが悠々と泳いでいます。1メートルを超すようなものも。「山の中で、このようなものが拝めるなんて…」とみんなびっくり。 このあと、清水寺のおいしい水と空気に囲まれ、「また来たいね」を連発。JAにじの直売所でも“ねこバス”に乗ったり写真を写したり、子どもたちも大喜び。「今度は梨の花のころ、また来ますね」と新婦人支部長の真如詠子さん。この出会いで、新聞「農民」も読んでもらうことになりました。笑顔あふれる1日となりました。 (福岡・みのう農民組合 金子徳子)
新潟・中越地震から6年「基金」活用し地域の力を復興山古志のふるさと再生に学ぶ災対連が交流集会新潟県中越地震から6年が過ぎました。農民連も参加する災害被災者支援と災害対策改善を求める全国連絡会(全国災対連)は10月30、31日、新潟県長岡市・旧山古志村で「山古志のふる里再生から学ぶ〜被災地復興推進交流集会」を開き、65人が参加しました。今回の集会は、“限界集落”化が進む中山間地にあって「震災復興基金」を活用し、創意的に地域復興に取り組んでいる山古志の人たちの経験に学び、被災地の政策を策定する際に役立てよう、と開かれました。 集会では、大黒作治全労連議長が開会にあたり「来年は災害復興支援法の見直しの年でもあり、力を合わせて取り組みたい」とあいさつ。 長岡市山古志支所長の斎藤隆氏が「震災からの復興で基金事業の果たす役割」と題して特別講演をしました。「復興基金は、現行制度にないものをどう補っていくか、各自治体が提案して作った。山古志では、集落をどう発展させるかを重視し、百をこえるメニューが採用された」と報告し、大きな拍手を浴びました。 討論の中では、五十嵐なつこさんが「産直の食堂『多菜田』をはじめた。なごやかなお茶のみ場、とうちゃんの『赤ちょうちん』にもしていきたい」と語るなど、ユニークな発言が出されました。 (農民連本部 上山興士)
(新聞「農民」2010.12.13付)
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[2010年12月]
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