素材を生かす
旬のレシピ
日本料理店「一福」
吉松和彦
冬の簡単料理
〈ワカサギ南蛮漬け〉
ワカサギは水気をとり、薄く小麦粉をまぶし、175〜180度の油でカラッと揚げます。酢・水・砂糖・ケチャップを混ぜ、火にかけます。あたたまったら、少量のしょう油、刻み長ネギを入れ、火を止め、先のワカサギを浸します。お好みで豆板醤(とうばんじゃん)やコチュジャンを入れます。
〈ワカメの炒いため煮〉
ワカメは戻し、食べやすい大きさにカットします。油で炒めるので、水気はよく切ってください。鍋にごま油を入れ、ちりめんじゃこを炒めます。キツネ色になったら、スライスした長ネギを入れ炒めます。長ネギがしんなりしたら、ワカメを入れてよく混ぜます。そばつゆを加減しながら入れ、味を整えます。上から煎(い)りゴマをふり、できあがりです。
〈ダイコンサラダ〉
ダイコンは皮をむき、千切りまたは短冊切りにして、軽く塩をします。20〜30分置き水気を取ったら、スモークサーモンやホタテフレーク(缶詰)などをあえ、ゴマ・マヨネーズ・少量のしょう油・からしを混ぜたものをかけ、上にカイワレダイコンをのせます。
〈春菊のおひたし〉
春菊はカットしてからゆでます。水気をよくしぼり、そばつゆとあえます。ゴマやちぎった焼のり、削り節などをかけます。下の茎の部分は、てんぷらにすると美味です。
〈ホウレン草からしあえ〉
ホウレン草はカットしてからゆでます。水によくさらしてからしぼり、細く切ったハムを混ぜ、からしを溶いたそばつゆをあえます。ゴマや削り節をかけます。
(新聞「農民」2010.12.13付)
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