「農民」記事データベース20101220-954-06

税金対策 今年こそ出足早く

岡山県農民連 各地で学習会


作成した「固定資産台帳」が好評

 岡山県農民連は、税金対策で「出足早い取り組みを今年こそ」と、9月中旬から税金計算会単位で学習会を行ってきました。その内容は、米価下落や自由化(FTA・TPP)問題とあわせた税金の学習です。

 税金では、2008年(平成20年)から農機具などの固定資産の減価償却年数が7年に変更されました。これに伴い、2008年をまたいで償却する固定資産については、事前に年数変化に合わせた計算が必要です。

 そこで岡山県農民連では、パソコンを会場に持ち込み、それぞれの償却資産ごとの「固定資産台帳」を作成するソフトを準備して作業をしています。

 大きい農家では、償却資産が50品目を超える人もいます。組合員からは、「数多い固定資産を年ごとに計算せずに申告書に記入できる」と大好評です。また、学習会に参加できなかった農家からは、「固定資産台帳を作成してほしい」と昨年の申告書の控えが事務所に送られてきています。

 岡山市南部で開かれた学習会には、組合員以外の農家も参加し、「農民連は良いことをしている」と新たに会員になり、会員拡大にもつながっています。

(岡山県農民連 坪井貞夫)

(新聞「農民」2010.12.20付)
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2010年12月

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