2000年1月


2000年1月24・31日(合併号)(第435号)

スペースマーク 農民連第12回大会開く/新しい変化と飛躍に確信もって
「シアトルでのWTO閣僚会議決裂、市場流通の新たな展開、ことしは何か新しい転換が起こると実感した」と報告した山形の青山さん。「元気を充電した。歴史を変える農民として、自分の生きざまに誇りが持てるような活動をしたい」と、鹿児島の真戸原さん。きびしい農業・農村情勢のなかにも新しい変化と飛躍への胎動を実感させ、全国各地で活動してきた参加者たちのドラマに満ちた笑いと涙、感動の大会でした。
スペースマーク WTOに関する国際シンポに高まる期待
「シアトルの再現を日本で」2月20、21日に開かれる「WTOに関する国際シンポジウム」への期待が高まっています。
スペースマーク 新聞「農民」拡大/画期的前進、リアルに報告
新聞「農民」を先行させた組織づくり運動で「画期的ともいえる前進」をして開かれた第12回大会。討論では、「自ら決めた拡大目標をやりきった」「この先にはさらなる大きな飛躍の展望がある」という意気上がる発言が相次ぎました。
スペースマーク 国際シンポ呼びかけ人氏名/WTOに関する国際シンポ参加要領
代表:大内力(学士院会員、東京大学・信州大学名誉教授)、秋庭稔男(日本アジア・アフリカ・ラテンアメリカ連帯委員会理事長)井上美代(新日本婦人の会会長)、伊藤康江(消費科学連合会事務局長)他…
スペースマーク 小林代表常任委員の開会あいさつ大会で選出された新役員各界16氏が連帯のあいさつ各界からの祝電とメッセージ
明けましておめでとうございます。去年一年、また、大会へ向けての諸活動、ほんとうにご苦労さまでした。昨年に引き続いて、全国の組織が代議員権をもって参加して開けることも嬉しいことであります。
スペースマーク 農民連第12回大会報告(1)(2)
代議員のみなさん、評議員のみなさん、大きな前進を生み出した昨年のご奮闘に、常任委員会を代表して心からの敬意を表明したいと思います。
スペースマーク 大阪府知事選、京都市長選に勝利し、「国民が主人公」の政治革新の道を総選挙で切り開こう
外米の輸入受け入れ以来、米価は1俵5,000円も値下がりし、生産農民は営農を続けるかどうかの岐路にたたされています。そのうえ、自民党政府は、豊作で余った分をエサ用に1俵600円で投げ売りすることまで決めました。アメリカと財界の圧力に屈服した自民党農政のもとで、いまや食料自給率は39%、穀物自給率で26%にまで落ち込みました。
スペースマーク 爆笑・共感そして熱い拍手、ユニーク発言にわいた大会会場
○…「いいところだぞい。来ておくんなんしょ」と、生粋の福島弁で発言し、会場を爆笑の渦に巻き込んだ小林キヨさん(須賀川農民連)。キヨさんが農民連に入ったキッカケは、隣の畑の松川会長から税金学習会に誘われたこと。「なじょすっペ」と悩みましたが、ともかくも参加。そしたら税金が「ずっこら」と下がり、「父ちやんも変えちゃっ」て、今では「家族じゅうして農民連」になりました。
スペースマーク お国自慢の美味一色もの作る農民の熱い想いに感動全国物産“味自慢”出品物一覧
「エネルギーがすごい。これだけの会員がいるんだから、ブロックごとにまず実践すればおもしろい!!」(築地市場有機農産物担当課長、佐藤武夫さん)、「全国ネットがすごい。びっくり。若い人が多いですね」(築地市場農民連コーナー担当者、桶浦さん)1月12日の夜開催された農民連12回大会記念レセプションへの市場関係者からの感想です。
スペースマーク NGOパワーも結集へ大豆トラスト運動交流集会に参加を
遺伝子組み換え食品の安全性についての国際基準を作るため国連食糧農業機関(FAO)と世界保健機関(WHO)合同のコーデックス委員会(食品規格委員会)のバイオテクノロジー応用食品特別部会が、3月14日から17日まで、千葉の幕張メッセで開催されます。
スペースマーク 各地の話題
築地市場への出荷発展を/私が植えたネギが立派に成長/結婚を祝って歌の贈り物

2000年1月17日(第434号)

スペースマーク 地場特産品「だだちゃ豆」産直で組織もグーンと伸ばした
北に鳥海山を望む日本有数の水田地帯、山形・庄内平野。枝豆の在来品種「だだちゃ豆」のふるさとです。「国の減反政策に負けないで、大いにものをつくろう」と「だだちゃ豆」の産直にとりくんできた庄内産直センターと田川農民センターは、昨年12月19日、自ら決めた新聞「農民」の拡大目標を見事やり遂げ、農民センター5周年・産直センター10周年の祝賀会を開きました。
スペースマーク 新聞「農民」第2回写真コンクール受賞作品決まる
新聞「農民」の第2回写真コンクールには、25人から85点の応募がありました。写真家の橋本紘二氏と本紙編集部立ち会いのもとで厳密な審査をおこないました。その結果、次のとおり受賞者が決まりました。
スペースマーク 木曽・妻篭宿に伝統工芸の灯受け継ぐ
暮れなずむ木曽谷の夕暮れ。囲炉裏の鉄瓶からあがる細い湯気……薪のはぜる音……。晩秋のある日、長野県南木曽町の妻篭宿を訪ねました。『丸太屋』という土産物屋の奥、桧(ひのき)の香りがただよう囲炉裏ばたで、若い職人が黙々と桧細工を作っていました。
スペースマーク ふるさとのお正月料理前号のつづき)
ふるさとのお正月料理。茨城広島です。

2000年1月3・10日(合併号)(第433号)

スペースマーク 農民連出番の年だ
「農民連の初荷だ!」“ふるさと産直ネットワーク”という色鮮やかなシールを貼った農作物が並ぶ農民連コーナー。午前6時過ぎ、寒中の朝もやを突き破るセリの掛け声。東京・北足立市場は一気に活気あふれる雰囲気に。
スペースマーク 農民連第12回大会
農民連第12回大会告知。
スペースマーク 海を越えて心一つに「家族農業を守ろう」その(1)(2)(3)
アメリカと日本の農民組織が初めて会い、おおいに共鳴した。アメリカ・シアトルに駆けつけた全米家族農業者連合(NFFC)と農民連の代表が11月28日に会談し、国境を越えて家族経営と食糧主権を守る共同を強めることを合意しました。
スペースマーク モンサント社を提訴
全米家族農業者連合と米環境保護団体のエコノミック・トレンド財団は12月14日、遺伝子組み換え(GM)作物の開発、種子販売を行っている世界最大手のモンサント社にたいし、損害賠償を求める集団訴訟を起こしました。
スペースマーク 畜産糞尿処理などで交渉
農民連と畜全協は、12月14日、畜産農家の切実な要求を掲げて農水省と交渉しました。農家の多額な投資が心配されるふん尿処理の問題では、「何が何でもたい肥場を造らなければいけないというのではない。雨、風、浸透が防げればいい」(畜産局畜産経営課)との回答を得ました。
スペースマーク 衆院定数・年金改悪法案などストップ
「立ちすくむ巨大与党」「連立の誤算」「通用させなかった“数の暴力”」、臨時国会が閉会した翌12月16日の新聞には、こんな活字が踊っていました。
スペースマーク 県当局と交渉積極的な回答埼玉農民連
埼玉農民連は、県農林部と来年度予算要求の交渉を11月30日に行いましたが、米の減反・転作、学校給食、水害対策などの問題で積極的な回答を得ました。農林部から高橋清次長をはじめ30人が応対しました。
スペースマーク農業に憧れつづける私が長野・栄村を歩いて感じたこと…
「私は栄村に行って、今まで『農業は厳しいもんだ』と理解しているつもりだったけど、それは本当に“つもり”だったことに気がついた。矛盾の吹き溜まりになっている農村。そして農民たちはしっかりとその現実を知っていた。私は、自分の足で歩き、様々な人に出会って、やっと理解できた」――。
スペースマーク ふるさとのお正月料理
新潟茨城広島岩手。ふるさとのお正月料理を紹介します。
ライン

農民運動全国連合会(略称:農民連)
〒173-0025
東京都板橋区熊野町47-11
社医研センター2階
TEL (03)5966-2224

本サイト掲載の記事、写真等の無断転載を禁じます。
Copyright(c)1998-2000, 農民運動全国連合会