ふるさとのお正月料理茨 城わかさぎの奉書巻き
私の家では、一つ屋根の下に義母からはじまって七人が同居しています。いまでは農村でも珍しいくらいの大家族で、にぎやかです。大変なこともありますが、とっても楽しいですよ。 お正月のおせち料理は手間をかけて、よく作る方だと思います。女性が三人(義母、私、嫁)いますので、それぞれ担当に分かれて年末には作っています。一緒に作りながら、味を伝えていきたいと思っています。二十種類ぐらい作ると思いますが、やっぱり昔からの黒豆、こぶ巻きなどは義母の担当です。
◆わかさぎの奉書巻き材料(4人分)=焼きわかさぎ12尾、大根かつらむき12枚、にんじん(10センチの細切りに)12本、(ア)酢・みりん・だし汁30CCずつ、淡口しょうゆ小さじ1、塩ひとつまみ、(イ)甘酢・酢三分の一カップ・砂糖大さじ2、だし汁四分の一カップ、塩少々作り方=(1)焼きわかさぎは強火で蒸し器で三〜四分蒸す。(2)(ア)を煮立ててさまし、(1)を十五分つける。(3)大根はわかさぎより少し短めのかつらむきにし、塩水につけしんなりさせる(にんじんも細かく切り同様に)。(4)大根がしんなりしたら、わかさぎを一尾ずつくるっと巻いてにんじんで結ぶ。(5)甘酢(イ)を作っておき、バットにわかさぎの奉書巻きをならべて上にかけて味をなじませる(一時間以上)。 ※ユズなどを芯にしてもよいでしょう。
◆ミルクきんとん材料(6人分)=サツマイモ1キログラム、牛乳500CC、砂糖150グラム、塩小さじ2分1、パイナップル缶・レーズン(お好みで)作り方=(1)サツマイモは厚めに皮をむく。一・五センチの輪切りにして、水に三十分以上つけてアクをぬく。(2)鍋にサツマイモがかくれるくらいに水を入れ、中火にかけ、串が通るくらいになったら湯をすてる。(3)(2)の鍋に牛乳、砂糖、塩を加えて火にかけ弱火で二十〜三十分汁がなくなるまで煮る。(4)(3)を軽くつぶしてレーズンなどを入れる。(5)茶きんしぼりにするとよい。(以下次号)
(久保田紀子/新聞「農民」2000.1.3/10付)
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