「農民」記事データベース20000110-433-08

県当局と交渉積極的な回答埼玉農民連

埼玉農民連


 埼玉農民連は、県農林部と来年度予算要求の交渉を十一月三十日に行いましたが、米の減反・転作、学校給食、水害対策などの問題で積極的な回答を得ました。農林部から高橋清次長をはじめ三十人が応対しました。

 県農民連の要求に対して高橋次長らは次のような回答をしました。

 (1)米の減反・転作は強制ではなく、ペナルティ行為はしていない。妻沼町で起きた四ヘクタールもの「青刈り」問題は調査する(2)WTO協定の改定については国に対し、日本農業を守るよう要請している(3)野菜振興のため、コンニャクについても県単独の野菜価格事業の適用を検討する(4)学校給食への県内産、地場産野菜の活用を指導している。給食用パンも輸入小麦から県内産に変更したい(5)坂戸市や川越市の一部水稲の冠水被害根絶のため整備調査を開始したい。冠水被害農家に対しては特例措置を含めた農業共済金の支払いを行う、など。

 県農民連は、引き続き土屋県知事との懇談を予定しており、(1)米飯給食への県費補助(2)新規学卒就農者への一カ月十万円の就農援助金の支給などについて要請することにしています。

(埼玉県連 松本慎一/新聞「農民」2000.1.3/10付)
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2000年1月

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