「農民」記事データベース20000131-435-12

東京中央青果を訪問・交流

築地市場への出荷発展を

農民連関東ブロック協

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 農民連・関東ブロック協議会は一月八日、ブロックとして初めて築地市場・東京中央青果を訪問し、昨年十一月から始まった産直ネットワーク茨城による築地市場への出荷経験を交流するとともに、今後、関東ブロックとしておこなう市場出荷の具体化について話し合いました。東京中央青果からは営業開発部第一課課長の佐藤武夫さん他二名が出席。農民連からは茨城、群馬、埼玉、千葉、山梨県の十一組織から二十八名が参加、コマツナ、ホウレンソウ、ニンジン、ゴボウ、シイタケを持ち込みました。

 最初に農民連・生産流通対策部の佐藤龍雄さんが、農民連の市場出荷について、昨年の市場は経営がさらに厳しくなっているが、こうした中、農民連が市場出荷を試行錯誤しながらも発展させようと努力している事が市場の期待を高めているとあいさつ。

 主催者を代表して関東ブロック協議会・産直ネット事務局長の小竹節さんが発言し、十一月から茨城を中心に取り組んだ築地市場への出荷を関東ブロックとして更に発展させようと訴えました。

 続いて、東京中央青果で有機農産物コーナーを担当している佐藤武夫さんが発言し、昨年の生鮮市場の主な野菜の入荷量は、前々年の同じ時期に比べて九八%と伸びていないが、単価は八三%と落ち込んでいる状況を示し、不況や輸入の影響で生産と出荷のバランスが崩れていると説明。一般野菜と違う「有機」でも売れ筋と言われる農産物しか売れない状況が続いており品質、量を安定して出荷し、お客さんを獲得する事が大切になっていると強調し、農民連のネットワークで安定供給を実現してほしいと期待を表明しました。

 この後、出荷時の規格や荷姿、表示の工夫などについて意見交換をしました。


私が植えたネギが立派に成長

愛知・安藤十糸子

 去年六月に母がケガをし、手伝いに行った時に一本一本ネギの苗を植えました。お正月に帰った時には、立派に成長していました(写真下)。

 他の畑では、白菜やホウレンソウができ、タマネギを収穫した畑では、すでにタマネギの苗がみごとに植えられていました。

 父母の後を継いだ弟夫婦たちの手で作られた野菜がわが家の食卓に並びます。


結婚を祝って歌の贈り物

「おめでとう俊英・知哉子さん/茨城

 ♪今この国の土に生きると決めた/涙をこえてきた二人ならば/このうたをおくろう! よろこびのうたを/心つなぐ今日と明日であるために(「みのり」)――

 茨城農民連青年部長の椎名俊英さんと、旧姓・上村知哉子さんの結婚を祝う会が、昨年十二月十九日、水戸市のレストランで開かれました。

 会場には農業を志す二人にふさわしく、阿見センターの野菜と花のオブジェ。ヒューマンファーマーズは「みのり」という歌をプレゼントしました。二人を支える仲間がこんなにいるんだと感動しました。

(茨城 村田深)
  みのり
    詩・曲 佐藤せいごう

 青い空と広がる大地
 雨と風とやけつく陽ざしと
 人はみんな生きてきた
 幾千年もの時を越えて
 今、この国の土に生きると
 きめた
 涙をこえてきた二人ならば
 このうたをおくろう!よろこびのうたを
 心つなぐ今日と明日であるために
 見つめる夢と信じる喜び
 働くという事と仲間の笑顔と
 人はみんな生きてきた
 幾千年もの時を越えて
 夜明け待つ手と手をつなぎ
 生きるときめた
 涙をこえてきた二人だから
 このうたをおくろう!よろこびのうたを
 心つなぐ今日と明日であるために

(新聞「農民」2000.1.24/31付)
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2000年1月

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