「農民」記事データベース20000110-433-08

特別決議

大阪府知事選、京都市長選に勝利し、「国民が主人公」の政治革新の道を総選挙で切り開こう

関連/支援物資・カンパの贈り先


 外米の輸入受け入れ以来、米価は一俵五千円も値下がりし、生産農民は営農を続けるかどうかの岐路にたたされています。そのうえ、自民党政府は、豊作で余った分をエサ用に一俵六百円で投げ売りすることまで決めました。アメリカと財界の圧力に屈服した自民党農政のもとで、いまや食料自給率は三九%、穀物自給率で二六%にまで落ち込みました。二十一世紀において食料問題が人類最大の課題といわれる時、自自公政権には問題解決の意志も能力もないことがハッキリしました。

 いま、自民党政治は、あらゆる分野でゆきづまっており、「こんな政治が続けば日本が亡びてしまう」「この悪政をなんとか変えたい」と、国民の怒りと矛盾が吹き出しています。

 小渕内閣は、空前の財政破綻にまったく無反省に選挙目当てのバラまき予算を組み、「世界一の借金王」などと開き直って、まともな解決の姿勢も示していません。

 大企業のリストラは野放し、新農業基本法で農業を切り捨て、加えて戦争法や憲法調査会設置を数にまかせてゴリ押しするなど、「戦争する国づくり」へとひた走っています。

 今度の総選挙は、自自公連立政権にキッパリと審判を下し、国民が主人公の新しい政治の流れをつくり出す意義をもつものであり、二十一世紀の命運をかけた政治戦です。

 このようなときに、二月六日投票で、大阪府知事選、京都市長選挙の二つの政治戦がたたかわれます。

 この二つの都市で革新・民主の自治体を再びうちたてることは、「住民こそ主人公」の地方政治の本流を全国に広げ、政治革新の大きな力となります。

 大阪では、四年八カ月前、府民は「自民党政治はごめん」「オール与党ノー、官僚政治ノー」の審判を下しました。しかし、横山府政は、自民党政治にとりこまれて府民の期待を裏切り、スキャンダルにまみれて、府政を投げ出しました。またぞろ府民いじめのオール与党政治の復活は許されません。「あじさか」さんの当選で不況克服にまともに取り組む府政を実現させましょう。

 京都は財界主導のもとでもうけ本位の開発で歴史的景観や町並みが破壊され、加えて地場産業、伝統産業の落ち込みで全国でも最悪の経済状況となっています。作家の水上勉氏をはじめ「日本の顔京都」の破壊をうれえる全国の心ある人々が井上吉郎氏の当選で京都の再生をと訴えています。

 たたかいは短期決戦です。全国から、親戚、友人、知人、あらゆるつながりを生かして支持を訴え、物心両面の支援を集中して、この二つのたたかいに勝利しましょう。この高揚の中で、総選挙をたたかい、みんなの力で歴史を動かそうではありませんか。


支援物資・カンパの贈り先

▽大阪〔物資〕「明るい革新大阪府政をつくる会
 〒540-0004 大阪市中央区玉造2丁目15-7
 〔カンパ〕住友銀行天満橋支店 普通預金 1076288
 口座名義 農民組合大阪府連
▽京都〔物資〕「市民本位の民主市政をすすめる会」
 〒612-0029 京都市伏見区深草西浦町5-19-1
 京都農民会館 京都農民連気付

(新聞「農民」2000.1.3/10付)
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2000年1月

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