2019年12月
■2019年12月23日(第1390号)
- 都市農業の魅力と可能性を語り合う/休刊のお知らせと新年号のお届け
- ニューヨーク(アメリカ)、ロンドン(イギリス)、ジャカルタ(インドネシア)、ソウル(韓国)、トロント(カナダ)の5都市の代表を招き、都市農業の魅力と可能性を発信する「世界都市農業サミット」が11月29、30日、12月1日に東京都練馬区で開かれ、分科会やシンポジウムのほか、マルシェや収穫体験なども行われ、参加者は都市農業の大切さを実感する3日間となりました。
- 秋のグリーンウエーブ集結行動 各地で旺盛な運動を展開
- 12月6日、国民の食糧と健康を守る運動全国連絡会(全国食健連)は秋のグリーンウエーブ(食料の波)行動の集結行動を東京都内で開催しました。
- 浜の一揆訴訟(さけ裁判)
- 「浜の一揆訴訟(さけ刺し網漁不許可取消・許可義務付請求訴訟)」控訴審の最終弁論が、12月3日、仙台高裁(仙台市)で行われました。
- 農のこころ
- 一人居の土鍋焦がすや冬至粥
- 若手後継者が農民連の消費税の学習会に参加
- 10月から消費税増税に伴って複数税率が始まり、農家は皆、そのわかりにくさに頭を悩ませています。そこで北海道小清水農民組合では、農作業も一段落ついた11月28日、小清水町内の集会所で消費税の学習会を開きました。講師には北見民主商工会事務局の森田勇樹さんを招きました。
- 農家が得する税金コーナー(66)
- 「大工さんでもないのに、なぜ金づちやのこぎりが農家の経費になるのか」とよく言われます。でも、経費になるかどうかは、その人が事業に必要かどうかで決まります。
- すい都大阪 伝統食まつり
- 第4回すい都大阪伝統食まつりが12月8日、大阪市の天満宮の境内で開催され、全国各地からほんものでおいしい日本の伝統的な食に関わる40以上の団体が、飲食と物販のブースを並べました。
- 笑いヨガと逸品料理で交流
- 千葉県農民連女性部あらぐさの会の第31回定期総会が12月5日、富里町で開かれました。度重なる台風や大雨被害に先の見えない不安をかかえながらではありましたが、26人の会員が参加しました。
- 収穫感謝祭
- 岡山県農民連備北支部は11月23日、新日本婦人の会岡山県本部と一緒に「収穫感謝祭」を高梁市で行いました。
- 旬の味
- 今年も残すところわずかになり、1年の振り返りの時期でもある。が、わが家は12月に入るともち加工の最盛期で、これが年末まで続く
■2019年12月16日(第1389号)
- 日米貿易協定の批准に抗議し新たなたたかいをよびかける/子連れ母、高校生も涙の訴え
- 一、12月4日、日米貿易協定の承認案が参議院本会議で自民、公明、維新の賛成多数で可決された。政府は、協定の根幹にかかわる部分についての答弁を拒否し、野党が要求した審議に不可欠な資料の提出を一切拒否したまま、採択を強行した。
- 家族農業守り自給率向上を
- 北海道農民連(山川秀正委員長)は11月20、21両日、道農政部、JA北海道中央会、ホクレンに、全道から約40人の組合員などが参加し、年末交渉を行いました。
- “気候危機”今すぐ変えよう!!
- スペインのマドリードで12月2日から始まったCOP25(第25回国連気候変動枠組み条約締約国会議)に向けて、世界各国に野心的な気候変動対策を求める第3回(日本では2回目)「グローバル気候マーチ」が11月29日、世界150カ国以上、3400カ所以上で開催されました。日本でも、25都府県で約2000人が参加し、デモ行進などを繰り広げました。
- 安倍政権を引きずり降ろそう
- 国民大運動実行委員会など3団体は臨時国会最終盤の12月4日、臨時の国会前行動を行いました。
- 農のこころ
- 採り置きの野菜ひと抱き霜の朝
- 子どもの健康のためにアメリカを変えたママの話
- 12月2日、東京都内で、愛する3人の子どもの「健康」を取り戻し、アメリカの食を動かしたマムズ・アクロス・アメリカ(MAA)のゼン・ハニーカットさんの講演会が、450席の会場を満杯にして開かれました。
- 農家が得する税金コーナー(65)
- 2017年分の課税売上高が1000万円を超えた場合、2019年分が消費税課税事業者になります。新たに課税事業者になった場合は、「消費税課税事業者届出書」を速やかに提出することになっています。提出していなくても、課税事業者になった事実は変わらないので、申告納税は必要です。
- パンフレット/モルモットになりたくない! 除草剤グリホサート
- いま世界中でがんやアレルギーなどの健康被害が増えています。
- ぶどうの栽培学習会/はっさく 色づきました
- 大阪府柏原市と奈良県でぶどう生産をがんばっている農民連の組合員が11月22日、ぶどう栽培の勉強会を合同で開きました。大阪からは6人、奈良からは8人の生産者が集まりました。講師は行政機関の職員で、ぶどうなどの果樹栽培の指導にあたってきた元農業改良普及員の方にお願いしました。
- 私と米麹(下)
- 前回、米麹(こうじ)と手前みそ作りについて書きました。さて、みそ作りもさることながら、わが家ではいま、塩麹料理が“マイブーム”です。
- 旬の味
- 首里城が炎上し焼け落ちて1カ月が過ぎた。当座は信じられない気持ちで、やがて悔しい気持ちになった。テレビ新聞で大炎上の様を見せつけられた
■2019年12月9日(第1388号)
- 経済主権を投げ捨てる日米FTAに反対です
- 芥川賞作家の笙野頼子さんは、新自由主義・貿易自由化反対の立場から、TPP(環太平洋連携協定)・日米FTA(自由貿易協定)反対の態度を貫き、国会前・官邸前行動にも参加しています。緊迫した情勢を迎えている日米FTA反対への思いを聞きました。
- ネットで知った市民もFTA反対国会行動/ジェンダー平等に基づく暴力撤廃国際キャンペーン
- 日米貿易協定の審議が参議院で審議されるなか、国民の食糧と健康を守る運動全国連絡会(全国食健連)と「TPPプラスを許さない全国共同行動」は11月26、28の両日、国会前座り込み・傍聴行動に取り組みました。
- 命とくらしと人権を守る災害対策全国交流集会/安倍政権を退陣に 国民大運動など3団体共催
- 11月24、25の両日、災害対策全国交流集会が開催されました。来年阪神淡路大震災から25年を迎える兵庫県神戸市で開催し、200人を超える参加者が集まりました。
- 貿易協定より被災支援を/広がる廃業・買い控え 消費税10%増税を告発
- 日米貿易協定が参議院で審議された11月26、28両日、国民の食糧と健康を守る運動全国連絡会(全国食健連)とTPPプラスを許さない!全国共同行動は、両協定を批准しないよう求める座り込み行動を参院議員会館前で行いました。
- 農のこころ
- 小袋毎ひかりを詰めて蜜柑かな
- アグリテック&フードテック・サミット 日本経済新聞社主催シンポ(1/2)/アグリテック&フードテック・サミット 日本経済新聞社主催シンポ(2/2)
- 11月18日から20日までの3日間、都内で「アグリテック&フードテック・サミット」が開かれました。日本経済新聞が「技術と経営と社会の調和による持続的発展を目指して」のテーマで主催。農業や食料の分野に参入している企業・研究機関などの取り組み、実践を交流するシンポジウムやワークショップが行われ、今年は「家族農業」が重要なテーマとなりました。
- 農民連の要請実り台風被害支援策ワク広がる(1/2)/農民連の要請実り台風被害支援策ワク広がる(2/2)
- 今年、相次いで上陸した台風は全国の農林水産業に甚大な被害を与えました。農民連はこれまで、国に支援策を求めてきましたが、農林水産省は11月7日に支援策を公表しました。支援策の内容を紹介します。
支援を受ける際には、被害状況のわかる記録を持って、まず市町村と相談することです。支援対策を十分理解していない自治体担当者も少なくありません。その場合は近くの農民連と相談し、対応しましょう。
- 農家が得する税金コーナー(64)/イラスト1点
- 奈良県農民連北和センターが10月に開催した地域の税金なんでも勉強会で、税金対策部員としてデビューした中島裕子さん。チラシをまいて会場で待機していると、地域の農家が税金の話を聞きたいと訪問してきました。農家の状態を丁寧に聞いて、「なんでも相談のしおり」をもとに説明、加入を呼びかけました。後日、加入申込書が事務所に届いて、中島さんにとっては初の会員拡大でした。
- 農民連結成30周年記念コンクール入選作品 俳句の部
- 産牛の一声に覚む冬オリオン/朝市は新米の飯(めし)山盛りに/農機械操り稲刈る若夫婦/胡瓜苗吾子に諭すやつる誘引
- 『ゲノム編集食品を避けるためのガイド』
- 自由自在に遺伝子を操作できる技術「ゲノム編集」が登場しました。すでにこの技術を応用した食品が開発され、市場に出始めています。
- タネちゃん
- タネちゃん
- あした有機農園視察
- 茨城農民連と産直ネットワークいばらきは11月19日、第5回となる経営学習交流会を開催しました。今回は新規就農者を育成している笠間市の「あした有機農園」を視察。その取り組みを紹介します。
- 私と米麹(上)
- 私は、京都府京丹波町で水稲2・6ヘクタール、九条葱など野菜0・7ヘクタールを栽培する専業農家です。リーマンショックを機に2011年に専業農家を目ざして移住してきました。
- 旬の味
- 今年もいくつかの料理の会を開いてきた。「丸の魚を調理して食べよう」「日本の伝統食の豊かな文化」「留学生に日本の食を知ってもらう」「日本の四季の味を大切に」など。世界に誇れる日本の食文化を次の世代に引き継いでいきたい
■2019年12月2日(第1387号)
- いま見直される“家族農業”
- 11月16日午後2時〜3時にNHK・EテレでTVシンポジウム「いま見直される“家族農業”〜農村の未来を考える〜」が放映されました。これは、10月に都内で開かれた食料フォーラム2019「国連家族農業の10年に考える〜持続可能な社会を目指して〜」を公開録画したものです。日本では当たり前の農業形態=家族農業が今、世界で注目され、国連も今後10年を「家族農業の10年」と定めて推進しています。シンポジウムでは、海外の事例も紹介しながら討論しました。
- 日米貿易協定の衆議院通過に抗議し、参議院での廃案をめざすたたかいをよびかける
- 11月19日、日米貿易協定の承認案が衆議院本会議で自民、公明、維新、希望の賛成多数で採択された。TPP(環太平洋連携協定)では特別委員会を設け、不十分ながらも70時間以上の審議を行い、TPP11でも20時間以上審議したが、今回はわずか9時間(空まわし除く)の審議にとどまった。さらに野党の要求した8つの資料の提出は一切ないまま審議を終結し、採択を強行したことは重大である。
- 日米貿易協定 参議院で審議入り
- 日米貿易協定が参議院で審議入りしてから最初の国会前座り込み・傍聴行動が11月21日、全国食健連(国民の食糧と健康を守る運動全国連絡会)と「TPPプラスを許さない共同行動」によって取り組まれました。
- 農のこころ
- 南瓜煮る味も手際も慣れし主夫
- 大飯原発差し止め判決
- 原発をなくす全国連絡会は11月12日、第17弾の連続学習会を開催。講師は福井県の大飯原発運転訴訟の差し止め判決を出した福井地裁の元裁判長、樋口英明さんです。「大飯原発差し止め判決から学ぶ」をテーマに行いました。
- 農家が得する税金コーナー(63)
- 消費税増税から1カ月。加工品を販売する女性部会員に聞きました。
- ソーラーシェアリングの下で収穫祭
- 千葉県匝瑳(そうさ)市開畑地区に、日本最大級の1メガワット級の大規模太陽光発電所があります。2017年4月に耕作放棄地だった土地に、「匝瑳ソーラーシェアリング合同会社」によって「匝瑳メガソーラーシェアリング第一発電所」が誕生し、農地として再生させることに成功しました。
- 干し柿作り/イラスト1点
- 青森・津軽でもリンゴ、米など農作物の収穫も終盤。昨日、今日と、産業祭りなどが各地で開催されました。津軽農民組合などが主催の収穫祭もありました。この日、私は、新日本婦人の会青森県本部の大会に参加しました。
- 旬の味
- 台風15号被害で大きく破損した豚舎屋根の修理が終わり、一息つく間もなくCSF(豚コレラ)の感染が関東地方にも広がってしまった。愛知県のワクチン接種された農場で接種できない生後30日以内の子豚から新たな感染が見つかり、接種した豚も含め、全頭殺処分だ
|