農のこころ丸山美沙夫
一人居の土鍋焦がすや冬至粥 寺島 渉 冬至は十二月二十二日頃。昼がもっとも短く、この日を極限として日がだんだんと長くなっていく。「一陽来復」とも言う。収穫しておいた小豆粥や南瓜粥などを炊き、柚子湯に入る習わしが続いてきた。農と季節の食文化として生まれて来たのであろうか。土鍋を持ち出して炊く粥の味はまた格別。独居者の心情がこもる。
(新聞「農民」2019.12.23付)
|
[2019年12月]
農民運動全国連合会(略称:農民連)
本サイト掲載の記事、写真等の無断転載を禁じます。
〒173-0025
東京都板橋区熊野町47-11
社医研センター2階
TEL (03)5966-2224
Copyright(c)1998-2019, 農民運動全国連合会