太陽のめぐみを農業と発電で分かち合う
ソーラーシェアリングの下で収穫祭
千葉・匝瑳市関畑地区
再エネを地域の若手農業者育成の力に
千葉県匝瑳(そうさ)市開畑地区に、日本最大級の1メガワット級の大規模太陽光発電所があります。2017年4月に耕作放棄地だった土地に、「匝瑳ソーラーシェアリング合同会社」によって「匝瑳メガソーラーシェアリング第一発電所」が誕生し、農地として再生させることに成功しました。
太陽光パネル下の農地ではトラクターが自在に動けるようにつくられており、地域の若手農業者が集まる農業生産法人「Three little birds(スリー・リトル・バーズ)」が農作業を請け負っています。また、新規就農者も増えています。
その「第一発電所」の目の前で11月17日、3回目となる「ソラシェア収穫祭」が開催されました。食や農、環境についても考える企画が盛りだくさん。収穫体験や、ソーラーパネルの格安販売のコーナーもありました。もちろん、こだわりの飲食店の出店もありました。
千葉県農民連の農産物も大好評
農産物の販売もあり、わが千葉県農民連もふるさとネットカタログでもおなじみの新豆の落花生や、オリジナルのしょう油、ゆずぽん酢、はちみつなどなどを販売。黒大豆のつめ放題は好評でした。勝浦の干物屋「五七屋(ごしちや)商店」も参戦。干物を購入するとその場で炭火で焼いて食べられるので、こちらも大好評でした。
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好評を博した千葉県農民連の農産物販売ブース。黒大豆の詰め放題が人気でした |
天候にも恵まれ、中央のソーラーステージでは太鼓や和楽器の演奏やダンスなども披露され、秋の収穫を来場者全員が満喫できた一日でした。
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ダイナミックな太鼓の演奏 |
来場者は750人ほどだったそうです。来年はみなさんもぜひ、太陽のめぐみを分かち合うソラシェア収穫祭へお出かけください。
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ドローンを飛ばして空からメガソーラーと収穫祭を撮影。太陽光パネルの下は大豆や小麦、ビール麦などを耕作 |
(写真は全て「匝瑳ソーラーシェアリング合同会社」提供)(千葉県農民連 谷川聡子)
(新聞「農民」2019.12.2付)
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