農のこころ丸山美沙夫
南瓜煮る味も手際も慣れし主夫 福田 良光 句集『ルサンチマン』から。作者は教師を離れてから本格的に俳句を始められたようである。この句集には〈豆飯を炊ひて妻へのお弁当〉など、男手に農と野菜などの食料理に関わる作品が多く注目する。家事の大事な食生活を心得て、仕事を分担して励んでおられる。微笑ましい愛妻ぶり、温かく包んで伝わってくる情感。
(新聞「農民」2019.12.2付)
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[2019年12月]
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