旬の味
台風15号被害で大きく破損した豚舎屋根の修理が終わり、一息つく間もなくCSF(豚コレラ)の感染が関東地方にも広がってしまった。愛知県のワクチン接種された農場で接種できない生後30日以内の子豚から新たな感染が見つかり、接種した豚も含め、全頭殺処分だ▼被害農家のことを考えての対応だろうが、イノシシなどの野生生物の侵入を防ぐ防護柵の設置を国は求め、感染拡大対策の強化を図ろうとしているが、農家負担はまた重くのしかかる▼桜を見る会の話題が連日テレビ報道され、自己中心主義の国政の私物化に怒り沸騰だ。千葉では台風被害で大変なときの知事対応が問題になっている。災害支援の取り組みが求められている中、農家は懸命に復旧に歩み始めた▼離農者を出さない支援こそ政治の役目であり、私たちは求めているのに、お友達のことしか考えない首相や自分の家が心配でならない県知事ではあすの未来はない。来年の桜を見る会は中止とか。希望のもてる税金の使い方を求めたい。 (Y)
(新聞「農民」2019.12.2付)
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[2019年12月]
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