2018年8月
■2018年8月27日(第1324号)
- 原発ゼロは今すぐ実現可能
- 今年3月、立憲民主、共産、社民、自由の野党4党が「原発ゼロ基本法案」を国会に共同提出しました。法案には、「すべての原発を5年以内に廃止すること」や、「2030年までに再生可能エネルギーを電力供給の40%以上にすること」などが明記されています。この共同提案のきっかけとなったのは、元首相の小泉純一郎氏、細川護煕氏が顧問を務める「原発ゼロ・自然エネルギー推進連盟(略称、原自連・げんじれん)」が同法案の骨子案を1月に発表し、野党や市民に「原発ゼロ・再エネへの転換」に向けて結束を呼びかけたことです。原自連の会長で、城南信用金庫相談役の吉原毅(よしわらつよし)さんに、お話を聞きました。
- 共同の力で被爆国日本にふさわしい政府つくろう
- 核兵器禁止条約への署名・批准が世界で進み、朝鮮半島でも非核化へ向けた話し合いが進む中、原水爆禁止2018年世界大会・広島が8月4〜6日に開催されました。
- 亡国・売国と破滅の政治を許さない
- 8月9、10日にワシントンで開かれた日米貿易協議の初会合。表向きは「全面対立回避、9月に持ち越し」と報道されていますが、果たして真相は?
- 農のこころ
- 青鷺に睨まれつつも農作業
- アウシュヴィッツ強制収容所を訪ねて
- 7月2〜8日、ドイツにバイオガス発電の視察と、その隣国ポーランドのアウシュヴィッツ強制収容所跡地を訪問しました。このような貴重な機会を得ることができ、福島・郡山地方農民連会員の皆さんをはじめ、たくさんの皆さんにお礼申し上げます。バイオガスの報告は別の機会に譲り、今回はアウシュビッツの訪問記を書きたいと思います。
- 国連は家族農業を見直しているの?
- 第61回千葉県母親大会が7月22日、八千代市で開かれ約1000人が集いました。午前は教育や平和、農業など7つの分科会に分かれ学習しました。
- 家族農業を中心に農山漁村を再生しよう!(1/3)/(2/3)/(3/3)/イラスト2点
- いよいよ来年から「国連家族農業の10年」がスタートします。これに呼応し、農民連は、「安倍官邸農政ストップ! 食料自給率向上、農山漁村を再生する国民運動」を呼びかけました。安倍農政の下で危機的状況にある農村を再生するため、本紙上でも家族農業を中心にした持続可能な地域づくりについてシリーズで読者の皆さんとともに考えていきたいと思います。第一回は、国連がなぜ家族農業の10年を決めたのか? その背景を探ります。
- 安心して“米が作れない”“商売できない”
- いよいよ日本列島は実りの秋を迎えました。国が生産数量目標の配分をやめ、米の需給と価格の安定に対する責任を完全に放棄した初年度の今年。作柄は? 米価は? 農家はもとより、米業者もそして国民も不安は高まるばかりです。
- タネちゃん
- 4コマ漫画
- 切り開こう、わたしたちの時代を
- 7月28日に、京都農民連八木町農民組合主催で「若手就農者との懇談会」が開催され、組合員とのつながりがある若者など14人の皆さんに集まっていただきました。
- 農家が得する税金コーナー(42)
- 8月1日、農民連全国研究交流集会の第1分科会「税金・国保の要求運動」で「期限後申告」と「更正の請求」の報告がありました。
- 原爆稲を栽培
- 広島、長崎への原爆投下から73年。長崎で被爆し、植え継がれてきた原爆稲を栽培し保存している上野長一さんは、今年も非核・平和への思いを新たにしています。
- ふるさと よもやま話
- 「ありがとう!」「元気でね!」――。離村式を終え4人の女子高校生はバスから身を乗り出して、一生懸命手を振って帰っていきました。いつのときも離村式での子どもたちの泣き顔と,はじける笑顔に、農村生活体験事業の素晴らしさを実感しています。
- 旬の味
- 今朝の新聞は「辺野古の海守る知事の遺志必ず 土砂投入阻止へ7万人」と2ページ見開き大画面パノラマ写真を載せた。「イデオロギーよりアイデンティティーを、米軍基地は県経済の最大の阻害要因である」とオール沖縄の先頭に立って辺野古大浦湾の埋め立て阻止をたたかった翁長雄志知事を励ます集いは追悼集会となった
■2018年8月13日(第1323号)
- 結成30周年記念大会の成功へ
- 「農民連運動の歴史と到達を踏まえて、新しい発展方向を考える交流会だったと思います。地域と農業が継続できるかどうか、農民連のがんばりによるところが大きいと改めて認識させられました」(京都農民連・安田政教さん)――。農民連は7月31日と8月1日の2日間、全国研究交流集会を群馬県安中市の磯部ガーデンホテルで開き、32都府県から約200人が参加しました。
- 農民連ふるさとネットワーク 第15回総会開く
- 農民連ふるさとネットワークの第15回総会が7月27日、東京都内で開催されました。27都府県から48人の代議員と傍聴を含め約90人が参加しました。
- 日米新貿易協議はじまる
- 日米両政府は8月9日にワシントンで、新たな貿易協議の初会合を開きます。11月の中間選挙前に点数を稼ぎたいトランプ政権は、自動車関税の引き上げを圧力材料に、日米FTA(自由貿易協定)の交渉入りを求める意図を公言しています。
- 農のこころ
- 温顔の天へ一言水盗む
- 全国研究交流集会 分科会
- なんでも相談会や青色申告の取り組みを学習/米の準産直や持続可能な生産などを交流/農山村の資源生かそう 農民連がその先頭に/実践を交流し
新たな担い手作りを/ないものねだりより地域にある資源を生かそう
- レタス生産に特化して
- 「農業にはまった。生まれてこのかた一次産業に携わったことがなかった。責任の重みを痛感、直接胸に響くお客さんの声がうれしかった。僕らは誰でもができる農業を目指したい」――奈良市中町にあるレタス生産に特化した「株式会社・和創(わそう)」代表、乃一(のいち)隆治さん(41)を訪問しました。他の花き農家やイチゴ農家などのハウスも立ち並ぶ中に、今年で創業3年目を迎える和創さんのビニールハウス3反があります。
- ふるさと よもやま話
- 私は昭和18年、中国の満州・奉天(現遼寧省瀋陽)に生まれました。父は9人兄妹の六男として生まれたため、故郷を出て働きに行かざるをえず、熊本の松田農場で研修し、昭和16年に満州に渡りました。太平洋戦争の真っただ中でした。開拓団として現地の中国人を追い出し農業を始めました。
- 旬の味
- 猛暑が続く日本列島ですが、暑いのは気温だけではありません。沿岸漁民たちも「沿岸マグロ漁師の生活を守れ」と日本列島の北から南から熱い思いで農水省前に集まりました
■2018年8月6日(第1322号)
- 規模拡大を支援条件とせず 全被災農家に万全の対策を/被災地からの訴え/西日本豪雨災害救援募金
- 農民連本部は7月26日、西日本豪雨の被害について農林水産省に要請を行いました。大阪、広島、山口、島根、愛媛の各府県から参加者が被災地の実態を訴えました。
- 稲刈り真っ最中!/農民連紹介 新リーフできました!
- 連日35度の猛暑のなか、高知平野では極早生の「南国そだち」の刈り取り真っ最中です。
- 農業を世界市場で大安売りしてはならない
- 農民連とドイツの「農民的農業活動グループ」(AbL)、オーストリアの「山地・小農民連盟」(〓BV)※1は、日欧FTAで共同声明を発表しました。全文を紹介します。
(農民連、〓BV※1、AbLはいずれも国際農民組織ビア・カンペシーナ加盟組織)
- TPP11、米、種子法廃止、家族農業10年で
- 国民大運動実行委員会は7月20日、農水省に、「2019年度予算編成にあたっての申し入れ」を行うとともに、農政の各課題について交渉しました。
- 農のこころ
- しばらく滞(い)るね娘ばりっと西瓜割る
- 農家が得する税金コーナー(41)
- 配偶者を専従者に入れたら、10万円近く返ってきた――。28年度分まで、免税軽油の要求で入っている組合員さんは、公民館で市民税の申告をしていました。
- 枝豆収穫祭に百人参加/大盛況だったトマトもぎ大会
- 東京農民連と新日本婦人の会東京都本部の「まめちゃんといっしょに大豆をつくろう! プロジェクト」が4年目を迎えました。7月22日には枝豆収穫祭が、東京都清瀬市の小寺農園(東京農民連の小寺理一会長の農園)で行われました。晴天に恵まれ、子どもを含めて約100人が参加し、枝豆とトウモロコシの収穫体験を行いました。
- ふるさと よもやま話
- 私は福島県二本松市東和地区(旧東和町)で生まれ育ちました。二本松市は西にあだたら山、中央に阿武隈川が流れ、東は阿武隈山系の山々に囲まれています。私の家は阿武隈山系の標高400メートルのところにあり、農民連専従をしながら、水稲、平飼い養鶏、ハウストマトを営んでいます。
- 旬の味
- 日本列島は経験したことのないような猛烈な暑さとなっている。気象庁は命の危険がある温度として熱中症に十分注意するよう呼びかけた
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