「農民」記事データベース20180813-1323-04

農のこころ

丸山美沙夫


 温顔の天へ一言水盗む

        丸山美沙夫

 異常な暑さが続き、田んぼの用水が涸れていく状態は深刻な不安となる。昔は水不足になると水喧嘩も起きた。近年は水路の整備や水番の管理者がいて助かるようになった。「水喧嘩」「水盗む」は俳句の季語ともなっている。水涸れともなると、温顔な爺でも“我田引水”を決行せざるを得ない。天に一言の雨頼みも。

(新聞「農民」2018.8.13付)
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2018年8月

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