千葉県母親大会 農業の分科会
国連は家族農業を見直しているの?
助言者は県農民連・森吉事務局長
質問・意見次つぎ
第61回千葉県母親大会が7月22日、八千代市で開かれ約1000人が集いました。午前は教育や平和、農業など7つの分科会に分かれ学習しました。
農業の分科会は農民連が助言者、司会、会場設営を担当し、41人が学びました。助言者は千葉県農民連事務局長の森吉秀樹さんが務め、「農家の高齢化は自然現象でおきているのでしょうか?」「なぜ今、国連は家族農業を見直しているのでしょうか?」などを詳しく話しました。
参加者からは、「毎日している散歩コースにある田んぼが通販会社の倉庫に変わってしまい悲しい」といった声や、「親が多忙だったり、生活困窮の子もいて、安売りのできあいのものしか買えない現実がある。そういうなかで農業を守っていく視点にはなかなか立てないが、どうやって運動を進めればいいか」という学校の先生からの発言などがありました。
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熱心に聞き入る参加者 |
「人と人のつながりの中でお互いの問題を理解し運動をすすめていくことが大事ではないか」と助言者から提案がありました。
午後の全体会の各団体からの「発言の広場」には千葉県農民連女性部「あらぐさ」が登壇し、県連事務局の谷川聡子さんが「買い物は投票行動、応援したい商品をしっかり選ぼう!」「世界の流れは家族農業!」とスピーチしました。
記念講演は東京大学大学院教授で、「9条の会」事務局長の小森陽一さんでした。語り口がやさしく、憲法9条を壊さないために、粘り強い私たちの運動が大切であることを話されました。
農民連女性部の活動では他団体との交流の場として位置づけられている母親大会。なんとか、役員、会員みんなで役目を果たし、ホッとしました。次は高知県で開催される日本母親大会への参加です!
(千葉県農民連女性部 小島朋子)
(新聞「農民」2018.8.27付)
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