2018年7月


2018年7月30日(第1321号)

スペースマーク 世界中に貿易戦争をしかけるトランプ政権
「貿易戦争はいいことだ。米国が千回中、千回、その戦争に勝つ」――トランプ米大統領は、こう言い放って世界中に貿易戦争をしかけています。そのやり方も、最初になぐっておいて、相手が反撃の構えを見せると、「もう一発お見舞いするぞ」と脅すというヤクザも顔負けの乱暴ぶり。
スペースマーク 被災した仲間を離農させない2018米屋さんと生産者をつなぐ交流会
愛媛県大洲市、西予市、宇和島市を訪ね、被災の中でがんばっている仲間たちに会うことができた。被害は豪雨とダムの放流で肱(ひじ)川がはんらんしたためという。炎天下、土ぼこりが舞い上がる中で片づけ作業に追われていた。
スペースマーク 日欧EPAの署名許さない被災者救援よりカジノ法優先 安倍政権に大きな怒り
日欧EPA(経済連携協定)の署名が行われた7月17日、「TPPプラスを許さない!全国共同行動」が首相官邸前で緊急抗議行動を行いました。
スペースマーク 農のこころ
限界の村にもなごむ青田風
スペースマーク 農業への新規参入は進んでいるか
新規就農希望者を支援し活力ある農業と食料自給率向上を目指して活動をしてきたNPO法人「農の未来ネット」が10年目を迎えるに当たり、新規就農をテーマにしたシンポジウム「農業への新規参入は進んでいるか!」(6月23日、東京都内)を開催しました。3人のゲストの報告の大要を紹介します。
スペースマーク 農家に 消費者に忍び寄るGM(遺伝子組み換え)作物の自生(1/4)(2/4)(3/4)(4/4)イラスト2点
いま、遺伝子組み換え(GM)作物の自生が、GM作物の栽培国のほか、日本各地でも問題になっています。それは、在来農作物がGM作物と交雑するなどの問題を引き起こすとともに、海外で自生作物が何らかの理由で輸入農作物に混入し、日本に輸入され、食の安全に大きな不安をもたらすことになります。GM作物の自生の現状と問題点をみると同時に、GM作物・食品問題の解明に大きな役割を果たしている農民連食品分析センターの活躍を特集します。
スペースマーク 第64回日本母親大会in高知
毎年夏に開かれている日本母親大会が、今年も8月25、26の両日に開催されます。今年の開催地は高知県。高知県での開催は初めて、四国での開催も1999年の愛媛大会以来の2回目となります。2日目には見学分科会などを含めて30の分科会が開催され、農業・食糧分野では「地域を農業・林業・漁業の力でよみがえらせよう」をテーマにした分科会が開かれます。
スペースマーク ふるさと よもやま話
秋田市で米づくりをしています。今年は田植え後、低温が続いていましたが、その後は、天候も順調で8月上旬には出穂期を迎え、順調に推移すれば、9月20日頃には稲刈りが始まります。
スペースマーク 農民連青年部 夏の学習交流会
今年の青年部夏の学習交流会は埼玉県が舞台です。米の生産を取り巻く情勢は厳しいものがあります。その中で、県内有数の米どころ・加須市で行われている地域活性化の取り組みを学びます。
スペースマーク 農家の税金対策(13)
給与を支払う事務所等を開設したときは、「給与支払事務所等の開設届出書」を開設から1カ月以内に提出します。提出すると、源泉徴収に必要な書類があらかじめ送られてくるようになります。「個人事業の開業届出書」を出していれば、この届け出は不要です。
スペースマーク 本の紹介/『消費税を上げずに社会保障財源38兆円を生む税制』
不公平な税制をただすだけで、38兆円の確保は可能だ! 財源試算から、消費税によらずに豊かな暮らしを実現する道筋を示します。
スペースマーク タネちゃん
今号から月1回程度、漫画「タネちゃん」を掲載します。筆者の村松孝一さんは、福島県相馬市在住。67歳。現在、介護タクシーの運転手、被災地の案内などを務めるかたわら、福島第一原発事故の「生業裁判」原告団として活動しています。
スペースマーク 自然エネルギーの実践で原発ゼロ社会実現しよう
食糧の生産と消費を結ぶ研究会(生消研)が7月11日、食料とエネルギーの地域自給をめざした取り組み事例を学ぼうと、千葉県匝瑳(そうさ)市へのスタディ・ツアーを行いました。訪問したのは株式会社エコ・フードのバイオマス発電と、匝瑳ソーラーシェアリング合同会社の営農型大規模ソーラー発電です。
スペースマーク 在来種の「農研ネギ」守ろう
埼玉産直センターでは、在来種の「農研ネギ」の自家採種に取り組んでいます。7月5日には深谷市内でコープみらいの組合員と一緒に生産者がネギの定植などを行いました。
スペースマーク 旬の味
夏涼しい北海道東部と言ったら本州方面の皆さんにうらやましく思われそうです。6月上旬の時ならぬ30度を超える暑さがあるも、寒い日が7月中旬まで続き牧草を中心とした作物の生育、収穫作業が遅れ、農家の皆さんはイライラする日々でした。1年で最も忙しい時期。冷夏気味の天候も牛たちにとっては快適

2018年7月16日(第1319号)

スペースマーク 大型船優遇の枠配分を見直せ 沿岸マグロ漁師の生活を守れ!沿岸漁民は一致団結しよう
梅雨の晴れ間の猛暑となった6月25日、炎天下の東京・霞が関の農水省前を、ねじり鉢巻きで日焼け顔のマグロ漁師たちが埋め尽くしました。水産庁が「七月から太平洋クロマグロの漁獲規制を罰則付きのTAC(タック)制度に移行する」と、事前に内容説明もせず、30日間のパブリックコメントを勝手に9日間に短縮し、強行しようとしたからです。この日は、北は北海道、南は沖縄県石垣島まで、全国から650人の漁師が参集。「沿岸マグロ漁師の声を聞け!」「枠配分を見直せ」と、声を上げました。これだけ多くの沿岸漁師が集まり、声を上げるのは初めてのことです。
スペースマーク 原発ゼロへ固い決意改憲ノー・9条守れ/カジノ誘致許さない/新基地建設を頓挫に
今年3月9日に野党共同で「原発廃止・エネルギー転換を実現するための改革基本法案(原発ゼロ基本法案)」が提出されました。この原発ゼロ法案の制定を目指す市民のつどいが6月28日、東京都内で開催され、750人が集まりました。主催はさようなら原発1000万人アクションと原発をなくす全国連絡会です。
スペースマーク TPPなど新たな貿易協定 種子や農業に大きな脅威許さないRCEP(アールセップ) 国民の知的財産奪うな
RCEP(アールセップ)(東アジア地域包括的経済連携)中間交渉の情報収集や対抗行動に来日にした海外NGOをゲストに招き、アジアと世界の種子、食と農の未来を考えようという連続セミナーの2回目が、6月30日に東京都内で開催されました(アジア太平洋資料センターと農民連の共催)。
スペースマーク 今年も仕事に農民運動に 元気になってがんばろう
岩手県の西根農民組合は7月1日、バス旅行「十和田湖、蔦温泉の旅」を行い、30人が参加しました。田植えの終わった頃の恒例行事で組合員は毎年楽しみにしています。
スペースマーク 農家が得する税金コーナー(39)
6月21日、茨城租税債権管理機構(以下、機構)から茨城農民連の会員Aさん宅に、「徴収猶予許可通知書」が届きました。茨城農民連の会員が機構に徴収猶予を認めさせたのは、昨年6月の県西農民センターに続いて2例目です。
スペースマーク 農のこころ
青田抜け来て老の背を正しけり
スペースマーク 子どもと参加してよかった
6月24日に和歌山県紀の川市の無農薬栽培米生産農家、高橋範行さんのご協力で「田植え体験学習」に参加しました。当日は、晴天で絶好の田植え日和。お父さん、お母さんも加わり子どもたちのにぎやかな歓声が響き渡りました。
スペースマーク ふるさと よもやま話
今から500年以上も前、足利氏が将軍の時代の話です。
スペースマーク 旬の味
施設でお世話になっている義理の母が、大たい骨を骨折し、入院となった。手術をしなければ寝たきりになるとのこと。「もっと気をつけていればこんなことにはならなかった」と反省しきりの母

2018年7月9日(第1318号)

スペースマーク TPP11の参議院本会議の強行可決に抗議し、新たなたたかいを呼びかける
一、自民、公明、維新などの与党と与党補完勢力は、TPP11協定承認案を6月13日に参議院本会議で強行可決したのに続き、本日6月29日、関連法案を賛成多数で強行可決させた。承認案の審議時間は衆参でわずか11時間に過ぎず、関連法案もわずか36時間の審議で打ち切って採決を強行した自民党、公明党、維新の会に満身の怒りをこめて抗議する。
スペースマーク マグロの漁獲規制 枠配分を見直せ!農民連全国研究交流集会
水産庁が漁民をはじめ関係者に何の説明もせずに突如、クロマグロ漁を7月から罰則付きの漁獲規制制度(TAC)に移行すると発表していることに対し、全国漁民連準備会(全国沿岸漁民連絡協議会・JCFU)が6月25日、緊急の共同行動を行い、北海道から沖縄まで全国から650人を超える沿岸漁業者が声をあげました。
スペースマーク アジアと世界の種子 食と農の未来考える
東京都内で6月下旬から7月初頭に行われる東アジア地域包括的経済連携(RCEP)の中間交渉会合に合わせ、交渉の情報収集や市民運動のために来日した国際NGOをゲストに招き、アジアと世界の種子、食と農の未来を考えようという連続セミナー(全2回)の第1回が6月23日に開催されました。
スペースマーク 種子法廃止後の対応を余儀なくされる道府県
主要農作物種子法(種子法)が4月に廃止された下で、各都道府県はその対応を余儀なくされている――。「たねと食とひと@フォーラム」が6月23日に開いたシンポジウム「種子法廃止後のたねのゆくえ」(都内)で明らかになりました。
スペースマーク 食糧生産の重要性認識 もっと知りたい!
茨城農民連の単位組織と産直組織の役職員を対象とした、役職員学習研修会が6月5日に石岡市内で開かれ、23人が参加しました。
スペースマーク 農のこころ
青田風一揆の里の起伏波
スペースマーク 農民連全国委員会決議(1/5)(2/5)(3/5)(4/5)(5/5)
森友や加計学園問題、イラク・南スーダンの日報隠ぺい、厚労省データねつ造と過労死隠し、財務事務次官のセクハラ問題など、安倍政権の腐敗・堕落は底なしの状況です。
スペースマーク あらぐさの集い開く
毎年恒例の千葉県農民連女性部の「あらぐさのつどい」が6月14日に行われ、34人が参加しました。今年は、成田山新勝寺(成田市)を観光しました。
スペースマーク ふるさと よもやま話
私は4月から岡山県農民連の会長に就任し、高梁市内でブドウ(ニューピオーネ)を栽培しています。
スペースマーク 旬の味
わが家では自家用の野菜を少し栽培していますが、先日、玉ねぎの収穫をしたところ、とっても出来がよく、大きなものがたくさんできました

2018年7月2日(第1317号)

スペースマーク TPP11関連法案はぐらかし答弁するな!
TPP11関連法案を審議する参院内閣、農林水産両委員会は6月19日、連合審査会を開き、野党の追及で、TPP11関連法案の強行可決をねらう安倍政権、与党の道理のなさが浮き彫りになりました。
スペースマーク 今年は空梅雨か? ホースで用水づくり
水、ヤバし! 梅雨前半がすぎましたが、ここ新潟県十日町市松之山は天気予報では雨でも、実際にはなかなか雨が降らず、空梅雨です。水は天からの贈り物ってこと、不足すると実感!
スペースマーク ―緊急抗議集会―国会会期延長反対 国民大運動が議面集会
「戦争させない・9条壊すな! 総がかり行動実行委員会」は6月21日、国会議員会館前で緊急の抗議集会を開きました。自公などが国会会期の延長を強行したのを受けての開催で、450人が集結。悪法を強行しようとする安倍政権に対し、「TPP11の批准するな」「高プロ法案強行するな」など抗議の声を上げました。
スペースマーク 農業と食の未来を考える
三重県農民連は6月17日、松阪市のJA松阪本店会議場に長澤真史・東京農業大学名誉教授を講師に招き、「農業と食の未来を考える」講演会を開催しました。
スペースマーク 参議院内閣委員会で意見陳述
6月19日の参議院内閣委員会でTPP11に対する参考人質疑が行われ、北海道農民連の山川秀正委員長が意見陳述しました。山川委員長の陳述大要を紹介します。
スペースマーク 農のこころ
農政のおいてけぼりや田水沸く
スペースマーク 山形・庄内農民連青色申告部会 第1回定期総会
山形県の庄内農民連青色申告部会の第1回定期総会が6月16日、鶴岡市の火打崎温泉・松林館で開催されました。
スペースマーク 農家の税金対策(12)
青色申告の特典は、『税金対策の手引き』22〜23ページにあるように、(1)専従者給与が引ける(2)青色申告特別控除が引ける(3)赤字を繰り越せる(4)特別償却ができる(5)現金主義を選択できる(6)引当金を経費にできる(7)収入保険に入れる――などがあります。
スペースマーク 本の紹介/「農業・地域再生とソーラーシェアリング」
ソーラーシェアリングを農業と地域再生に活用していくうえでの一助となる本が、このほど出版されました。ソーラーシェアリングとは、農地に支柱を立てて太陽光パネルを設置・発電し、下で作物を栽培する「営農型発電」のこと。
スペースマーク 物販は楽しい! 青年の輪広げたい
6月9、10の両日、岩手県農民連青年部は花巻市などで交流会を開催しました。同日に花巻市東和温泉で開催された「ガーデン&マーケットin東和」に岩手県青年部事務局長の橋本勉さん(奥州市)が出店の誘いを受け、これを機に物販を通じた若手農家の交流会を開きたいと企画されました。
スペースマーク ふるさと よもやま話
私の住む茨城県稲敷市は霞ケ浦と利根川にはさまれた地域で、江戸崎町・桜川村・東町・新利根町が合併して稲敷市となった。中央を新利根川が流域の水田を潤し霞ケ浦へと流れ込んでいる。
スペースマーク 旬の味
梅雨入りした近日、お茶に関してだが、春の一番茶の生育が各地で一週間程早く収穫が始まり、そのまま春のシーズンを終えた
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