山形・庄内農民連
青色申告部会
第1回定期総会
月例記帳会を力に会員拡大を
山形県の庄内農民連青色申告部会の第1回定期総会が6月16日、鶴岡市の火打崎温泉・松林館で開催されました。
2017年の集団申告では、青色申告者の記帳実務が軒並み大幅に遅れ、自主申告運動全体に深刻な影響を与える事態が発生しました。この反省から、「毎月記帳会を開催して着実に実務を進める」ことを目的に、昨年4月に青色申告部会が結成されました。
部会ができたことで月1回の記帳会が開催され、部会員の記帳実務がはかどり、今年の取り組みでは多くが2月中に実務を終えることができました。
また、会員でない農家向けに開いた「税金で損をしない学習会」には今までにないほど青色申告農家が多く参加し、「自主申告で青色申告をしたい」と青色申告会に所属しながら農民連に加入する農家も生まれました。
挑戦決意の会員 11人から19人に
さらに、農民連の内部でも、新たに青色申告に挑戦することを決意した会員が現れ、部会員は結成時の11人から19人に増えました。「青色申告部会」という看板を掲げたことにより、部会が「損をしない納得の青色申告をしたい」という農家の要求の受け皿になることができたと思われます。
結成後初となる今回の総会では、部会の規約を決定し、前年度の総括・決算処分案と、「月例記帳会の開催を堅持し、会員拡大に取り組もう」などの新年度活動方針・予算を決議しました。
役員選任では、部会長に大山支部の菅原寛さん、事務局長に羽黒支部の梶昇司さんを再任し、庶務係に藤島支部の成田京子さんを任命しました。
懇親会で交流 会話も弾んで
会議終了後、みんなで温泉に入浴し、懇親会を開きました。部会員が一堂に会する機会はこの総会しかなく、初めて顔を合わせた人もいました。しかし、月例記帳会を通じて互いに励まし合いながら記帳実務を進めてきた仲間同士ということもあり、会話も弾み、和気あいあいとした雰囲気で夜遅くまで交流しました。
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みんなで楽しく交流 |
部会員からは「毎月記帳会をしたことが力になった。今後もしっかりと続けたい」「非常に有意義な総会だった。初めて見た顔もあり、楽しかった。来年はもっと盛大にやろう」などの感想が出されました。
(新聞「農民」2018.7.2付)
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