「農民」記事データベース20180716-1319-07

子どもと参加してよかった

米安米穀店(大阪)田植え体験学習
無農薬栽培米生産農家の協力をえて


カブトエビなど珍しい生物
手にとってじっくり観察

 6月24日に和歌山県紀の川市の無農薬栽培米生産農家、高橋範行さんのご協力で「田植え体験学習」に参加しました。当日は、晴天で絶好の田植え日和。お父さん、お母さんも加わり子どもたちのにぎやかな歓声が響き渡りました。

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親子で一緒に

 周りの農薬使用の田んぼは透き通ってはいるが、田んぼの生き物は見あたらず、高橋さんの田んぼは生き物との共生の無農薬栽培の田んぼとあって、都会では見られない生物がいっぱい。

 特に生きた化石とも呼ばれる「カブトエビ」が田んぼの泥をかき混ぜ、除草の役目をし、あちこち動き回っており、子どもたちも手にとっては珍しくじっと観察していました。

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生きた化石「カブトエビ」

 帰りには高橋さんが育てた無農薬栽培のトマトと玉ねぎをお土産に頂きました。参加された方々は「子どもと参加して本当によかった。秋の稲刈りが待ち遠しい」と口々に感想を述べていました。

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苗を一つ一つていねいに

 今回で70回目に

 こうした取り組みは今回で70回目に当たります。一人でも多くの人に参加していただき、食を作る苦労や日本の米の素晴らしさがわかる人たちを育てるお手伝いができれば、長年続けた甲斐があるというものです.これまでご協力いただいた生産農家の方々に感謝いたします。
(大阪市・米安米穀店 蔵井謙一)

(新聞「農民」2018.7.16付)
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2018年7月

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