2018年1月
■2018年1月29日(第1296号)
 来年の農民連結成30周年に向け過去最高現勢の回復に挑戦!
- 農民連は1月17、18の両日、都内で全国委員会を開き、2日間を通じて43都道府県・5団体から約120人が参加しました。笹渡義夫会長が開会あいさつ。「来年の農民連結成30周年に向けて、すべての組織が農村で多数者になることを目標に会員と新聞『農民』読者の拡大に挑戦し、運動と組織拡大の大飛躍で次期大会を迎えよう」と呼びかけました。
 「家族農業の10年間」/世界の潮流は小規模・家族農業
- 国連は2017年12月20日、第72回総会本会議で「家族農業の10年間」の議案を可決し、2019〜28年が「家族農業の10年間」になることを正式に決定しました。
 農のこころ
- いくさせぬ国こそよけれ若菜粥
 農民連の運動と組織の飛躍を 農業と農民守り発展させよう
- 農民連京都府連の新春旗開きが1月8日、全国連の笹渡義夫会長を迎えて、綾部市で盛大に開かれました。
 本の紹介/岡田知弘・自治体問題研究所 TPP・FTAと公共政策の変質 問われる国民主権、地方自治、公共サービス
- TPP11、RCEP(東アジア地域包括的経済連携)、日EU(欧州連合)EPA(経済連携協定)などをめぐる交渉が、国民には情報がほとんど公開されないまま進められています。いずれも「TPPプラスアルファ」の内実といわれています。
 農家が得する税金コーナー(23)
- 『税金ノート』は、経費科目のページごとに、その経費の計上に際しての注意点が具体的に記載されています。この注意書きを参考にしながら記帳していきます。ここでは、経費科目で主だったことを述べていきます。
 ふるさと よもやま話
- 昨年末、農会長会議が行われ、各集落の農会長から「平成30年度作物作付計画書」が農家に配布され、1月31日までに提出するような運びとなっています。その際、「丹波市地域農業再生協議会」から「平成30年度の水稲生産目安」が各農家に示されました。それには「需要量調査」の結果、昨年度から9・8%上乗せして目安の設定をしたと説明しています。
 地域の話題あれこれ
- 昨年は、衆議院の解散・総選挙に続き、安倍政権が継続しました。国際情勢もアメリカのトランプ大統領の誕生と北朝鮮の相次ぐ核ミサイルの実験、そしてアメリカのTPP離脱とめまぐるしく動きました。しかし、安倍政権は、アメリカ抜きのTPPを継続しています。
 旬の味
- 「埼玉の食を訪ねて」の企画でたくさんのことを学びました。1日目は埼玉食健連の収穫祭「おひまち」に参加。おからを使ったゼリーフライやさいたま市特産のくわいの煮ものなどの料理は一緒に作りました。埼玉の土地で採れた食材を使った料理の数々。八頭の煮もの、ネギぬた、天然なまずの天ぷらや古代豚のおいしかったこと
■2018年1月22日(第1295号)
 市民と野党の共闘で農政の大転換へ
- 農民連は12月22日、国会内で自由党の小沢一郎代表(衆議院議員)と懇談しました。農民連からは、笹渡義夫会長、吉川利明事務局長、岩手県農民連の久保田彰孝会長が出席し、終始和やかに行われました。
 いい汗かいた でも毎日だと…/農民連青年部第26回総会
- 新潟県十日町市松之山で、今年も農民連青年部主催の雪掘り体験ツアーを1月13、14の両日に行いました。前日夜からの降雪は40センチ近く。はしごで屋根に上ると1メートルを超す積雪。雪掘り道具のスノーダンプを使い早速作業を開始しました。
 日欧EPAも日米FTAもダメ/イラスト2点
- 全国食健連(国民の食糧と健康を守る運動全国連絡会)は1月10日、東京・新宿駅西口で新春恒例の駅頭宣伝を行い、加盟している各団体から約20人が参加しました。
 農のこころ
- 初春や田畑見下ろす水の句碑
 農家が得する税金コーナー(22)
- 農民連加入2、3年の方を対象に開催されている「税金ノートの上手な付け方勉強会」で使用されているテキストをもとに、『税金ノート』の記帳に際して注意すべき点を今号と次号で述べていきます。
 ふるさとよもやま話
- 今回から、全国の都道府県農民連の会長、委員長、その他役員による連載「ふるさとよもやま話」がスタートします。
 長野県佐久地区 第23回食と農のつどい
- 地産地消を大切に、いのちにつながる食べものに感謝しようと開催してきた、23回目の長野県佐久地区の「食と農のつどい」が12月2日に開かれ、19団体100人が参加しました。佐久農民センターから6人の仲間が参加し、盛りだくさんの内容に大満足の一日となりました。
 大豆畑トラスト20周年終えて
- 福岡県のみのう農民組合は11月26日、大豆収穫祭を行い、約80人がうきは市の佐々木督文書記長の督文館に集いました。
 旬の味
- 元旦は、新春マラソン大会で3キロを走った。小さな村落の老若男女が集い、公民館広場は笑顔で元気いっぱいだ
■2018年1月15日(第1294号)
 2018年 原発ゼロへ!/農民連女性部第29回総会
- 2018年は原発再稼働ストップ、原発ゼロの声と世論をさらに飛躍させることが求められます。2017年の暮れ(12月13日)に広島高裁は、四国電力伊方原発3号機(愛媛県伊方町)の運転差し止めを命じる決定を下し、反原発の運動を大きく激励しました。今回の決定について、愛媛県農民連の渡部寛志さんに寄稿してもらいました。
 改憲 2018年は正念場(下)
- 安倍政権による改憲策動が危険水域に入ったことは事実です。これをどう押し返していったらよいのでしょうか。4つのハードルを引き上げれば阻止できます。
 厳しくなった新規就農支援
- 農民連青年部は12月14日、農林水産省との交渉を行いました。平間徹也部長(宮城)をはじめ6人が参加し、農水省に要望を伝えました。
 農のこころ
- 一椀の雑煮を家の乳牛に
 早期復旧、農家に厚い支援を
- 農民連災害対策部は12月15日、農林水産省に対し、「九州北部豪雨水害の早期復旧を求める要請」を行いました。福岡県から上京した九州北部水害救援共同センターの大嶋慶太さんと農民連の齋藤敏之常任委員が出席しました。
 農家が得する税金コーナー(21)
- 農民連の『税金ノート』の効用と上手な記帳方法について、(上)(中)(下)に分けて掲載します。
 155カ所目の支援活動 in 陸前高田市
- 未曽有(みぞう)の被害をもたらした東日本大震災から7年近く。岩手県農民連女性部では、1年に数回というペースですが、いまでも粘り強い支援活動が続けられています。12月14日(2017年)には、155カ所目となる支援活動が陸前高田市の市営住宅の集会所で行われ、かけつけた多くの住民の皆さんの明るい笑顔であふれました。
 災害支援 女性部が大きく貢献できた
- 農民連九州ブロックの女性部交流会を12月1、2の両日、宮崎県小林市で開催し、宮崎、鹿児島、福岡、熊本の各県から34人が参加しました。
 旬の味
- 先月は近年珍しい程の寒さが続き、積雪も北海道東部では多めで30センチほど。クリスマスに大雨が降り雪に覆われていた畑もほぼ裸の状態だ。畑の凍結が進み春の放牧開始の遅れが心配。当地では1月中旬からが寒さも雪も本番
■2018年1月1日・8日 合併号(第1293号)
 市民と野党が共同すれば首長を変えられる
- 2018年は、市民と野党の共同を全国各地で広げ、19年の参議院選挙に向けて、安倍自公政権に痛打を与える年にすることが求められています。11月26日投開票の福島・二本松市長選挙で「みんなでつくる二本松市政の会(みんなの会)」(安達地方農民連加入)支援の三保恵一さん(68)=無所属、元=が自民党二本松総支部等の推す現職候補に勝ちました。この勝利は、市民と野党が共闘して首長を変える大きな一歩になりました。
 改憲 2018年は正念場(上)
- 安倍首相が改憲策動を強めるもとで、2018年は、日本国憲法にとって正念場の年です。憲法をめぐる今の状況と2018年の展望について、全国革新懇代表世話人で法政大学名誉教授の五十嵐仁さん(政治学)に聞きました。
 農業・食料・地域守る運動ともに グリーンウエーブ中央集結行動
- 国民の食糧と健康を守る運動全国連絡会(全国食健連)は12月8日、秋のグリーンウエーブ中央集結行動に取り組みました。
 農のこころ
- 田みち畑道足裏に収め初景色
 TPP上回る農産物市場開放で合意
- 日本と欧州連合(EU)が12月8日、経済連携協定(EPA)交渉の妥結を発表しました。日本とEUは、対立していた投資紛争解決制度を協定から分離し、合意成立を優先。2019年春までの発効を目指すとしています。日本の農林水産物の市場開放では、最悪だったTPPの水準を上回る内容が含まれます。農業への深刻な打撃とともに、国民生活全般に多大な影響が懸念されます。
 伝統ある在来の良い種子守って(1/3)/(2/3)/(3/3)/イラスト2点
- 主要農作物種子法(種子法)が今年の4月1日に廃止されるもとで、在来の種子を守る取り組みが重要になっています。代々引き継がれてきた長野県の白毛餅と埼玉県の深谷ねぎの事例を紹介するとともに、都道府県の農業試験場が品種改良、種子生産に果たしてきた役割について聞きました。
 “農的なくらしがしたい” 野外で汗をかくのがいい
- 阿讃山脈南麓の徳島県板野町に住む石川五重(いつえ)さん(46)は、2015年3月で17年間勤めた教員生活に別れを告げ、国の新規就農者支援給付金制度を活用し、母の美栄子さんの経営していたブルーベリー観光農園を引き継ぐ形で農業を始めました。
 くるみ入り田作り
- 正月の料理に欠かせない田作りは、かたくちいわしを生のまま干したものです。甘辛いたれを絡ませ、最後にクルミを荒くみじん切りにしてまぶします。
 旬の味
- 早い! あっという間に薄くなった日めくり。「今年こそ!」の決意は、どれだけできたかな。残念ながら×印の方が多そうだ
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