憲法・原発・くらしを争点に
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安達地方農民連の事務所で開かれた慰労会であいさつする三保市長=12月4日 |
三保候補の陣営は、安達地方農民連の多くの役員・会員が重要なポストを担っており、選挙情勢を含め政策的「合意」をどう作るかを役員会で議論を重ねました。そして、みんなの会と三保候補が確認した5つの確認事項(注)の実現をめざして選挙戦をたたかうことを決定しました。
選挙戦は、現職候補が自民党・業界団体を総動員し、激烈極まるものになりました。
地元農協、農政刷新連盟は、現職を推薦し、農協の敷地には現職ののぼり旗が林立。「組合員に何の説明もないではないか」という声が噴出し、早速、農民連役員が農協の幹部に電話。翌朝、その旗が全部撤去されました。
この集会で三保候補は、「原発事故を経験した市長として原発に依存しない社会をめざすことは責務だと考えている。エネルギーも自らの地域で作って自立することを目指したい。行政に関わる者は、憲法順守を宣誓して公務に当たっており、先の戦争の教訓が9条であり、憲法を生かした市政を実現したい」と決意を語りました。
この決意表明が、「みんなの会」の単なる「支援」から「必ず勝つ」という、まさに総決起の契機になりました。参加した農民連のHさんは、こう語りました。
「三保さんの娘さんがわたり病院(福島市、民医連加盟)で研修医として働いていたのは知らなかった。花束をもらって娘のことを語る三保さんが目を潤ませていた。その姿をみてがんばろうと思った」
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有権者と対話する三保候補 |
選挙の慰労会の席で鴫原さんの妻のクニ子さんが「うちの人が選挙で忙しくて、稲刈りができなかった。稲は、倒れてどうしようかと思っていた。その時、農民連の半沢宣孝君がコンバインで刈ってくれた。本当にうれしかった。涙が止まりませんでした」と語りました。
安達地方農民連の佐藤佐市会長は、「三保候補の後援会会長として鴫原さんは、その重責を果たし、各地域で多くの会員が三保選対の幹部として、そして、個々の会員が支持拡大に奮闘しました。私たちはこの選挙を自らの要求実現と位置づけました。これは、今後大きな力になると思います。選挙で示された公約を三保市長と一緒に確実に実現する決意です」と次を見据えます。
1.憲法を守り、市民の暮らしに生かす。2.原発ゼロの社会をめざし、市民参加の再生可能エネルギーを推進する。
3.市民の暮らしと生業を応援する二本松市をめざす。
4.地方自治の精神に基づき、国、県にキッパリ発言し、市民の願いを実現する謙虚な市政運営を進める。
5.定期的な協議の場を設ける。
[2018年1月]
農民運動全国連合会(略称:農民連)
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