=農民連九州女性部交流会=
災害支援
女性部が大きく貢献できた
交流会でも
パワー全開で親睦深める
農民連九州ブロックの女性部交流会を12月1、2の両日、宮崎県小林市で開催し、宮崎、鹿児島、福岡、熊本の各県から34人が参加しました。
農業や苦労話の本音を全員語る
宮崎県農民連会長、九州ブロック女性部の部長、顧問のあいさつのあと、農業の内容や苦労話など全員が自己紹介し、本音で語り合いました。
熊本県の災害対策支援センターの甲斐幸美さんが、震災や支援センターの取り組みを報告。その後、熊本県からの4人の参加者が、震災への行政の対応などをテーマに寸劇をしました。とてもわかりやすく、参加者全員が聞き入っていました。
九州各県から災害の報告が相次ぎました。福岡県の藤嶋嘉子さんは、昨年7月の九州北部豪雨被害の支援を報告。「女性部を立ち上げていて、よかった。今回の災害で、女性部の力を大きく発揮できた」と発言しました。
夜は、「神の郷温泉」に場所を変え、歌あり、踊りあり、女性のパワー全開で交流を深めました。
食文化や風習も紹介し合って…
2日目は、「お母ちゃんの○○が地球を救う!」というお題で、各県に伝わる「食文化」や「風習」などを紹介し合い、交流しました。
なかでも福岡県の「丑様(ウシサマ)」という風習には、参加者全員が聞き入ってしまいました。なんでもモチの稲の稲刈り時に12株だけ刈り残し、その稲束を、それほどの重さもないのに「重たい、重たい」と言いながら持ち帰って、餅や他のごちそうなどとともに「お荒神様(コウジンサマ)」にお供(そな)えし、収穫を感謝するというものだそうです。
また、沖縄県東村高江のアメリカ軍のヘリパッド基地建設とたたかう女性たちのDVDを鑑賞。「そこに墓があるのに、入ることも、お参りすることもできない…」という女性たちの言葉に、胸が締め付けられる思いでした。
濃い内容の学習 充実した2日間
守るためにたたかう女性たち、農作業に精を出す女性たち…。女性の力は大きいです。濃い内容の学習をし、充実した2日間の交流会でした。
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充実した2日間で、女性の力の大きさを実感 |
次回の女性部交流会は、熊本県で開催する予定。「みんな元気で再会しましょう!」
(宮崎県農民連 吉田久美子)
(新聞「農民」2018.1.15付)
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