旬の味
早い! あっという間に薄くなった日めくり。「今年こそ!」の決意は、どれだけできたかな。残念ながら×印の方が多そうだ▼そんななかで、父母との約束の「こがねの花」は、なんとか咲かせることができた。「おいしいよ!」の声がごほうびだ。「おやじさんが逝(い)ってからすぐよりはよくなったよ、まだまだだけどな」「まだは余計です」と先輩たちの励まし会話もうれしい▼でもまだまだが事実。豊かに実った周りの稲穂にチョっと恥ずかしそうに頭を垂れた私の田んぼ。「ごめんね、来年こそ」と鎌を握った日々を思い出す。毎年繰り返してきたけれど、約束の2018年、農民連の仲間たちや「おいしい!」の応援者とともにがんばろうと新たな決意▼一方で、突然の種子法廃止法等々。「農業は国の基幹産業で……」うんぬんとしたり顔で、よく言えるものだと怒りとともに不安、心配が広がる。もっと学習しよう、そして伝え語り合おう。農業が危機に瀕している現実と、私たちは今何をすべきなのかを。 (え)
(新聞「農民」2018.1.1付)
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[2018年1月]
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