「農民」記事データベース20180101-1293-10

正月に欠かせない料理

くるみ入り田作り

日本の伝統食を考える会
21世紀の水産を考える会
栗原澄子


お茶漬けや酒の肴によい
お年寄りにも子どもにも

 正月の料理に欠かせない田作りは、かたくちいわしを生のまま干したものです。甘辛いたれを絡ませ、最後にクルミを荒くみじん切りにしてまぶします。

 お茶請けにも酒の肴(さかな)にもよく、カルシウムもたっぷりとれて、お年寄りにも子どもにもうれしい一品です。

 私が務める学校ではクルミが採れます。生徒は調理実習の中でくるみのあめかけを作って食べます。本当においしいクルミで、香ばしく、食べ始めたら止まりません。そのクルミを田作りと一緒に食べる工夫をしたものです。


材料

田作り
50グラム
クルミ
10個
調味料
大1/2
しょうゆ
大1弱
砂糖
大1と1/2
みりん
小2

つくり方

 (1)オーブンを100度にセットする。天板に紙を敷き、田作りが重ならないように広げ、オーブンに入れる。10分強、加熱する。ポキッと折れるくらいになるとよい。
 (2)クルミはあらみじん切り。
 (3)鍋に調味料をすべて入れ、焦がさないように注意しながら大きな泡が立つまで煮立てる。
 (4)泡が小さくなったら田作りを入れ、形を壊さないように手早く混ぜて絡め、火を止める直前にクルミを加える。
 (5)大皿に広げて冷ます。

(新聞「農民」2018.1.1付)
ライン

2018年1月

農民運動全国連合会(略称:農民連)
〒173-0025
東京都板橋区熊野町47-11
社医研センター2階
TEL (03)5966-2224

本サイト掲載の記事、写真等の無断転載を禁じます。
Copyright(c)1998-2018, 農民運動全国連合会